三井住友カードのキャッシングを利用したい方の中には「利用方法がよくわからない」「キャッシングの特徴を把握して他のサービスと比較したい」という悩みがある方も多いのでしょう。
キャッシング機能付きクレジットカードは非常に多くの数がありますが、三井住友カードはサービス名を見聞きする機会が多いため、どのような特徴があるのかを知りたい方もいるでしょう。
結論からお伝えすると、三井住友カードのキャッシングは24時間365日、即日振込に対応している便利なキャッシングサービスです。
本記事では三井住友カードの特徴はもちろん、利用方法や返済方法などについても解説します。三井住友カードのキャッシングを利用して急な出費を補いたい方はぜひ参考にしてください。
三井住友カードキャッシング枠の基本情報
まずは三井住友カードのキャッシング枠の基本的な情報を確認しましょう。三井住友カードと一言でいうものの、さまざまな種類のカードがあります。
それぞれのカードの年会費やキャッシング限度額をまとめてお伝えするので、どのようなカードがあるかを確認してみてください。
三井住友カードの基本情報をお伝えすると、次のとおりです。
三井住友カード | プラチナカード | ゴールドカード | プラチナプリファード | |
---|---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 55,000円 | 5,500円 | 33,000円 |
キャッシング限度額 | 300万円 | 300万円 | 300万円 | 300万円 |
金利 | 15.0〜18.0% | 14.4〜15.0% | 14.4〜15.0% | 14.4〜15.0% |
ポイント還元 | 0.5〜5% | 0.5〜5% | 0.5〜5% | 1〜9% |
特徴 | 年会費が永年無料 | 旅行傷害保険最高1億円 | 年間100万円以上利用すると10,000ポイントプレゼント | ショッピング保証が最高500万円 |
※料金はすべて税込表示です。
キャッシング枠の利用限度額はカード作成時に設定する
三井住友カードでキャッシングする際は、カード作成時にキャッシング枠の利用限度額を設定する必要があります。
カード作成時にキャッシング枠の設定を忘れた場合でも、発行後に設定できるため、安心してください。
三井住友カードの場合は、インターネットから申し込むと審査結果を最短30分後に確認できます。すぐにキャッシングしたい方も安心です。
詳しいキャッシングの利用手順は、記事の後半で解説しているため、参考にしてみてください。
ショッピング枠の中にキャッシング枠が含まれている
三井住友カードだけでなく、他のクレジットカードのキャッシング枠にいえることですが、キャッシング枠はショッピング枠に含まれている点に注意しましょう。
ショッピング枠とキャッシング枠が、共通の利用限度額を共有しているイメージを持つとよいでしょう。
たとえばショッピング枠が100万円に設定されている場合に、50万円キャッシングするとショッピング枠は50万円までしか利用できなくなります。
そのため普段からショッピング枠を利用している方は、ショッピングで利用する分の額を考慮しつつ、キャッシングで利用する額を決めましょう。
三井住友カードのキャッシングの利用限度額は300万円(税込)ですが、審査によって300万円(税込)以下になる場合もあります。
審査の上決まった利用限度額を参考に、キャッシング枠がショッピング枠の中に含まれることを頭に入れてキャッシングしてみてください。
計画的にキャッシングを利用できれば、冠婚葬祭や自家用車、自宅設備の修理、医療費などさまざまな予想外の出費に対応できます。
三井住友カードのキャッシングがおすすめの理由
キャッシングをする際、カードにこだわりがない場合は、基本的に三井住友カードのキャッシングがおすすめです。理由は次の3つです。
- ・ナンバーレスカードでセキュリティが高い
- ・24時間365日即日借り入れ可能
- ・Vpassアプリが使いやすい
ぞれぞれ詳しく解説します。
ナンバーレスカードでセキュリティが高い
三井住友カードには、ナンバーレスのカードがあります。カードに番号が記載されていないため、通常のクレジットカードと比較して悪用される心配が少ないです。
たとえば三井住友カードを紛失してしまっても、ナンバーレスのカードであれば決済に必要なカード番号などが一切記載されていないため、悪用される心配がほとんどありません。
これまでにクレジットカードを紛失したことがある方や、悪用された経験がある方などは、ナンバーレスの三井住友カードを発行してみてください。
また三井住友カードのナンバーレスのクレジットカードは年会費無料ですが、通常の三井住友カードには1,375円(税込)の年会費が設定されています。
セキュリティが高い上に、年会費も節約できるのは大きなメリットといえます。キャッシングを初めて利用する方も安心して利用できるサービスの一つでしょう。
24時間365日即日借り入れができる
三井住友カードは、24時間365日借り入れができます。
以前は、平日の限られた時間帯のみ即日の借入に対応していましたが、2021年10月から24時間即日借入に対応することとなりました。
即時振込サービスはWeb上から申し込む必要がありますが、振込手数料は無料です。ATMからの借入も可能ですが、手数料が発生するため即時振込サービスをおすすめします。
たとえば結婚式や葬式など、急な支払いで現金が必要になった場合でも、即日キャッシングできるため安心感が高いといえるでしょう。
ATMを利用したい方、以下が代表的なATMであるため、近所にあるかどうかの参考にしてください。
- ・三井住友銀行
- ・みずほ銀行
- ・三菱UFJ銀行
- ・りそな銀行
- ・セブンイレブン
- ・イオン
- ・ローソン
上記以外のATMでもキャッシングできます。キャッシングできるすべてのATMが知りたい方は、三井住友カードの公式サイトを確認しましょう。
Vpassアプリが使いやすい
三井住友カードで利用できる専用アプリ「Vpassアプリ」が使いやすい点も、おすすめできる理由です。Vpassアプリでは、次のような機能が利用できます。
- ・支払い金額の確認
- ・利用明細の確認
- ・ポイント残高の確認
- ・各種セキュリティ対策
- ・三井住友銀行との連携
キャッシングをする際に便利な機能は、上記のうち「支払い金額の確認」と「利用明細の確認」です。どこでもアプリからキャッシングの利用状況を手軽に確認できます。
また、使いすぎを防ぐために利用するたびに通知がきたり、アプリから一時的に利用制限したりすることも可能です。
クレジットカードを持つと使いすぎてしまわないか心配な方も、Vpassアプリがあれば安心できるのではないでしょうか。
三井住友カードでキャッシングを利用する2つの方法
三井住友カードの特徴などを確認し、キャッシングしたいと思った方は、次のいずれかの方法で利用してみてください。
- ・提携ATM・CDでキャッシングする手順
- ・口座振込でキャッシングを利用する方法
それぞれ利用方法が異なるため、順番に解説します。
提携ATM・CDでキャッシングする手順
提携ATM・CDでキャッシングする手順は、次のとおりです。
- 提携ATM・CDにカードを挿入する
- 「お引き出し」ボタンを押す
- 暗証番号を入力
- 「キャッシング」ボタンを押して借入金額を入力
- 現金を受け取る
順番に解説します。
1:提携ATM・CDにカードを挿入する
まずは、三井住友カードを提携ATMかCDに挿入しましょう。
提携ATMは、次のとおりさまざまなコンビニや銀行に設置されているため、手軽に利用できます。
- ・セブンイレブン
- ・ローソン
- ・ゆうちょ銀行
- ・ユーシーカードのステッカーがあるCD
- ・エポスカードのステッカーがあるCD
上記はほんの一部の提携ATMとCDです。キャッシングで利用できるすべてのATMやCDを確認したい方は、三井住友カードの公式サイトを確認してみてください。
2:「お引き出し」ボタンを押す
カードを挿入したら、お預け入れやお振り替えなどのボタンが表示されます。その中の「お引き出し」のボタンを押してください。
3:暗証番号を入力
暗証番号の入力を求められるため、三井住友カードに設定した暗証番号を入力してください。
4:「キャッシング」ボタンを押して借入金額を入力
暗証番号を入力すると「キャッシング(リボ)のお借り入れ」と「キャッシング(一括)のお借り入れ」の2つのボタンが表示されます。
「キャッシング(リボ)のお借り入れ」のボタンを押し、借り入れたい金額を入力しましょう。
5:現金を受け取る
最後に現金とカード、利用明細を受け取りキャッシング完了です。
口座振込でキャッシングを利用する方法
三井住友カードは、提携ATMやCDだけでなく口座振替でもキャッシングを利用できます。口座振替でキャッシングする際は、次のいずれかの方法で申し込みましょう。
- ・Vpassにログインして申し込む
- ・スマートダイヤル24に電話する
提携ATM・CDでキャッシングするよりも簡単です。
Vpassにログインして申し込む
まずは、Vpassにログインして申し込みましょう。ログインする際は、IDとパスワードが必要です。忘れてしまった方は、再登録してからログインしてみてください。
申し込みは、24時間受け付けています。自身の都合がよいタイミングで申し込みましょう。
スマートダイヤル24に電話する
Vpassにログインせずに「スマートダイヤル24」への電話でキャッシングすることも可能です。スマートダイヤルの電話番号と受付時間を確認してみましょう。
- ・電話番号:0120-863724
- ・受付時間:24時間年中無休
上記のとおり、Vpassと同様に24時間受け付けています。スマートダイヤル24で口座振替を申し込む際は、会員番号と暗証番号を入力する必要がある点に注意してください。
三井住友カードのキャッシングを返済する2つの方法
三井住友カードでキャッシングした後は、次のいずれかの方法で返済する必要があります。
- ・カード利用料と合わせて「口座引き落とし」
- ・返済期日前の「臨時返済」
口座引き落としが基本的な返済方法で、臨時引き落としが追加で返済する際に利用する方法とイメージしながら解説を確認してみてください。
カード利用料と合わせて「口座引き落とし」
三井住友カードのキャッシングは、ショッピング枠の利用料金と合算して口座引き落としで返済できます。ショッピング枠とは別に振り込む必要がないため、返済し忘れることもありません。
わざわざATMに足を運び返済する必要もないため、手軽に返済可能です。
返済期日前の「臨時返済」
口座引き落とし以外に、返済期日前に返済する「臨時返済」でも返済できます。臨時返済とは、月に1回の引き落とし日以外の日にちに臨時的に返済する方法です。
手元の現金に余裕がある場合や、臨時収入があった場合などに利用する方が多い返済方法とイメージしてください。
臨時返済のメリットは、利息の影響を最小限に抑えられる点です。
キャッシングを利用すると、キャッシングした金額に対して利息が発生します。利息は返済する期間が伸びるほど高くなるため、早めに返済すればその分利息分の支払いをカットすることが可能です。
たとえば、50万円を18%の実質年率でキャッシングし20日後に返済する場合と、50万円を18%の実質年率でキャッシングし30日後に返済する場合の利息を比較すると、次の違いがあります。
利息 | |
---|---|
50万円を18%の実質年率でキャッシングし20日後に返済 | 50万円×18%÷365×20日=約4,931円 |
50万円を18%の実質年率でキャッシングし30日後に返済 | 50万円×18%÷365×30日=約7,397円 |
上記のとおり、利用期間が10日長いだけで「50万円を18%の実質年率でキャッシングし30日後に返済した場合」の利息の方が2,000円以上高いとわかります。
キャッシングの返済をする際は基本的に口座振替で返済し、手元の現金に余裕がある場合は、積極的に臨時返済を活用しましょう。
三井住友カードのキャッシングが利用できない原因
三井住友カードを発行したもののキャッシングが利用できない場合は、次の原因が考えられます。
- ・キャッシングサービスの設定をしていない
- ・支払いの滞納
- ・利用限度額を超過
キャッシングできない場合は、まず上記の原因を確認してみましょう。
キャッシングサービスの設定をまだしていない
三井住友カードを発行したのにもかかわらずキャッシングが利用できない原因は、キャッシングサービスが未設定の場合が多いです。
三井住友カードでキャッシングするには、キャッシング枠の設定をおこなう必要があります。
カードの発行時に同時に申請していれば、カードが届いてすぐキャッシングを利用できますが、カードが手元に届いてからの設定も可能です。
キャッシングサービスの設定をしていない方は、次の手順で設定してみてください。
- Vpassへログイン
- 画面の内容に従い申し込み内容を入力
- 申し込み内容の確認
- 年収証明書類の提出
- 審査・結果の通知
- 設定完了
まずは、Vpassへログインして画面の内容に従い申し込み内容を入力してください。その後、年収証明書類を提出する必要があるため、次の書類を準備しておきましょう。
- ・給与所得の源泉徴収票
- ・給与の支払明細書
- ・確定申告書A 第一表
- ・特別徴収税額の通知書
- ・所得証明書
上記が年収証明書類として利用できる書類の一部です。他の書類を提出したい方は、公式サイトで年収証明書類として利用できる書類を確認してください。
審査は、最短30分で完了します。しかし、9:00〜17:00の時間帯にしか受け付けていないため、即日設定したい方は9:00〜17:00の間に設定を申し込みましょう。
支払い日に引き落としができなかった
支払い日に引き落としができない場合、キャッシングが利用できなくなることがあります。
支払日に引き落としできない場合、支払能力がないと判断され、キャッシングの機能の利用を停止されるためです。
引き落とし口座に指定している口座の残高を確認し、支払い金額よりも残高が不足している場合は、すぐに支払ってください。
1度支払い日に引き落とせなかったくらいでは、信用情報に傷がつくことはありません。
しかし、何度も支払いを滞納すると、支払い能力がないと判断されて三井住友カード自体の利用を停止される可能性もあります。
そうならないためにも、指定している引き落とし口座の残高を確認し、残高不足にならないようにしましょう。
利用限度額を超えている
三井住友カードのキャッシング枠を設定しているものの、キャッシングが利用できない場合は、利用言語学を超えている可能性があります。
キャッシング枠の利用限度額を超えている場合は、追加でキャッシングできません。また、ショッピング枠を上限まで利用している場合も、キャッシング枠を利用できなくなります。
たとえば、キャッシングの利用限度額が50万円でショッピングの利用限度額が100万円、カード自体の利用限度額が100万円の場合を想定してみましょう。
カードの利用限度額は、キャッシング枠とショッピング枠が共有しています。それぞれに限度額が設定されているわけではありません。
ショッピング枠で100万円利用するとカードの利用限度額に達してしまい、キャッシング枠の残りがなくなるため、キャッシングできなくなります。
キャッシング枠の利用限度額を超えている可能性がある方は、現在どれほど借り入れているのか確認してみましょう。利用限度額を超えている状態での追加の借り入れはできないため、返済した後にキャッシングしてください。
ショッピング枠を利用限度額まで利用している場合も同様に、追加でキャッシングできません。
ショッピング枠も臨時返済可能なため、すぐにキャッシングしたい方は臨時返済をおこない、キャッシング枠を復活させましょう。
まずは、利用限度額を超えているか確認してください。
三井住友カードのキャッシングに関するよくある質問
ここでは、三井住友カードのキャッシングに関するよくある質問に回答します。
キャッシング枠の増額方法やATMでの返済などについて回答しているため、気になる方は確認してみましょう。
クレジットカード付帯のキャッシングとカードローンの違いは何ですか。
クレジットカード付帯のキャッシングとカードローンの違いは、次のとおりです。
- ・クレジットカード付帯のキャッシング:クレジットカードのキャッシング機能
- ・カードローン:現金のキャッシングに特化したサービス
上記のとおり、クレジットカード付帯のキャッシングは、あくまでもクレジットカードの機能の一部です。それに対し、カードローンは、キャッシングに特化したサービスと言えます。
金利にも大きな違いがあり、クレジットカード付帯のキャッシングの方が高く設定されていることが多いです。そのため現金のみを借り入れたい方はカードローンを利用すると安く借り入れられます。
キャッシングの返済期日に間に合わない場合はどうしたらいいですか。
キャッシングの返済期日に間に合わない場合は、なるべく早く返済しましょう。理由は、遅延損害金や利息は、返済まで追加で発生するためです。
遅延損害金は金利の1.46倍が上限であり、利息よりも高い金額を請求されます。返済の遅れた日数分が発生するため、できるだけ早めに返済するべきです。
キャッシング枠の増額はできますか。
できます。
しかし、希望した金額を必ず増額できるわけではありません。増額を申請すると審査がおこなわれ、審査の結果によってどれほど増額するか決まります。
また、キャッシング枠の上限以上を設定することもできません。
三井住友カードはどのクレジットカードも300万円(税込)が上限のため、300万円(税込)以上をキャッシング枠に設定したい場合は、他社のクレジットカードを発行しましょう。
借入金はATMで返済できますか。
三井住友カードのキャッシングで借り入れたお金は、ATMで返済できます。返済可能なATMを紹介すると、次のとおりです。
- ・セブン銀行ATM
- ・ローソン銀行ATM
- ・E-netATM
- ・イオン銀行ATM
- ・三井住友銀行
- ・みずほ銀行
上記のとおり、対応しているATMは数多くあります。すべてのATMを確認したい方は、三井住友カードの公式サイトを確認してみてください。
まとめ
今回は、三井住友カードでキャッシングする方法や返済方法などを解説してきました。最後に、利用方法・手順をまとめると、次のとおりです。
提携ATM・CDでキャッシングする方法 | ・1:提携ATM・CDにカードを挿入する
・2:「お引き出し」ボタンを押す ・3:暗証番号を入力 ・4:「キャッシング」ボタンを押して借入金額を入力 ・5:現金を受け取る |
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口座振込でキャッシングを利用する方法 | ・Vpassにログインして申し込む
・スマートダイヤル24(0120-863724)に電話する |
三井住友カードは、提携ATMやCD、口座振替を利用する方法でキャッシングできます。
口座振り込みであれば即日振込に対応しているため、急な出費に対応したい方は、ぜひ利用してみてください。
<参考>
三井住友カード