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膝の痛みと腫れる原因は?考えられる病気や症状別の対処法を徹底解説!

膝の痛みは日常生活を送るうえで、非常に深刻な問題をもたらします。膝の痛みや膝が腫れる原因は怪我だけでなく病気の可能性も無視できません。膝の痛みを放置すると悪化し、歩行が困難になることもあります。膝の痛みや腫れは「酷使しなければ治る」と軽く考えず、早めに原因を特定・適切な治療を行うことが重要です。

今回は膝の痛み・腫れの考えられる原因と対処法・治療について紹介します。対処法で治るに越したことはありませんが、膝の痛み・腫れが長引く場合は病気が原因かもしれません。なるべく早めに病院を受診し、適切な治療を受けてください。

目次

膝の痛みと膝が腫れる原因

まずは膝の痛み・腫れの原因となる病気以外の原因を5つ紹介します。

関節軟骨を摩耗している

膝の痛み・腫れの原因として一番多いものが「関節軟骨の摩耗」です。膝は脚の曲げ伸ばしに重要な役割を持つ関節部分です。膝には大腿骨と脛骨が接する箇所に軟骨があり、クッションや膝の動きを滑らかにする重要な役割を担っています。加齢や激しい運動などにより関節軟骨が摩耗すると、膝を動かすたびに骨がぶつかり痛みや腫れの原因になります。

靭帯・半月板を損傷している

激しい運動や転倒により膝の靭帯や半月板を損傷すると、激しい痛みや腫れを引き起こします。靭帯・半月板は損傷したときに激しい痛みを感じるため、ほとんどの場合気づかないことはありません。膝の靭帯や半月板の損傷が疑われる場合は、迅速に病院を受診し適切な治療を行いましょう。

骨軟骨片を離断している

骨軟骨片の離断は10代の成長期に多く見られます。この症状の多くは激しいスポーツ・運動により慢性的に膝に大きな負荷がかかることが原因です。膝への負荷により血流障害が起きると軟骨下の骨が壊死し、剥がれた軟骨骨片が関節内に遊離することで痛みや腫れを引き起こします。

初期の段階では痛みや腫れがありますが、進行すると膝を動かすときに違和感や不快感を感じるようになります。さらに進行して骨軟骨片が関節に挟まると、膝関節が動かなくなるケースもあるので注意が必要です。

通常は安静にすることで自然治癒できる症状ですが、症状によっては外科的手術が必要なケースもあるため、早めに病院を受診することをおすすめします。

お皿の下の骨が突出している

お皿の下の骨が突出し痛みを伴う症状を「オスグッド・シュラッター病」と呼びます。オスグッド・シュラッター病は10代の成長期に脚に大きな負担がかかることで発症する「スポーツ障害」です。サッカーなど脚をよく使うスポーツにおいてよく見られる症状で、太もも(前大腿部)の筋肉がスポーツの動きで収縮し、脛骨粗面が引っ張られて剥離することにより発症します。

膝の負担を減らし安静にすることで症状は改善しますが、場合によってはリハビリテーションを行う場合もあります。痛みがある場合は運動を避けて安静にする、ストレッチをするなど対症療法も有効です。

膝蓋骨が脱臼している

腕や脚と同じように、関節部位である膝も脱臼することがあります。膝蓋骨の脱臼は10代女性に多く見られる症状で、一度脱臼すると再度脱臼しやすくなるため注意しなければいけません。

膝蓋骨の脱臼はジャンプなどによる強い衝撃が原因になりますが、もともとの膝関節の形も大きく影響します。脱臼した膝蓋骨は自然に元に戻るケースもありますが、通常は病院で整復し固定します。何度も膝蓋骨を脱臼するようであれば、外科的手術が必要です。

膝の痛みと腫れの原因から考えられる6つの病気

膝の痛みには前項で紹介したような怪我や負担がかかることによる原因以外に病気も関係しています。ここでは膝の痛みや腫れを引き起こす6つの病気について紹介します。

関節リウマチ

免疫異常によって発症する関節リウマチは、関節が炎症して関節の変形や機能障害を引き起こす病気です。一般的に手や足の指から症状が出ることが多いのですが、膝の関節にも炎症を引き起こし痛みや腫れの原因になります。関節リウマチは30代~50代の女性に多く発症する病気で、以前は病気の進行を遅らせることが困難でした。

しかし現在では効果的な薬が開発され、病気の進行や寛解することも可能になっています。早期発見・早期治療が重要な病気であるため、少しでも気になる方は早めに病院で受診・検査を行いましょう。

突発性膝関節内血腫

特発性膝関節内血腫は中高年で発症することが多い病気です。膝関節内部で血が溜まって炎症を起こし、痛みや腫れを引き起こします。膝関節内に血が溜まる原因は怪我・病気の両面がありますが、明らかに怪我が原因ではない場合は血友病などの検査を行い病気に合わせた治療を行います。

半月板損傷

膝関節の痛みや腫れには怪我による半月板損傷が考えられますが、半月板損傷は加齢により半月板が変形することでも起こります。また半月板が変形すると少しの衝撃でも半月板を損傷することがあるため注意が必要です。

治療には炎症を鎮める抗炎症剤や鎮痛剤を用い、状況に応じてリハビリを行います。半月板の状態によっては損傷した半月板の切除や半月板の縫合を行う手術が必要です。

変形性膝関節症

変形性膝関節症は主に加齢が原因で起こる疾患です。変形性膝関節症は常に痛みがあるわけではありません。たとえば階段の上り下りや正座をするときに痛みを感じることが多く、通常の歩行には痛みを感じない方もいます。また加齢以外に歩き方の癖やO脚なども変形性膝関節症の原因です。

治療には必要な筋肉をつけるための運動療法や患部を温める温熱療法を用いますが、正しい歩行方法を身に着けることも重要です。症状があまりにもひどい場合など、膝関節の状態や症状を見極めたうえで膝関節を人工関節に置き換える手術を行うこともあります。

痛風

痛風は足の指などに激痛を覚える病気です。足の指の痛みが代表的な病気ですが、膝関節にも痛みや腫れを引き起こします。痛風は血液内に過剰な尿酸がたまる病気です。プリン体を含む食品を多く摂取することにより血液内に尿酸が溜り、結晶化することで炎症が起きることが痛みの原因です。

痛風の治療には薬(ステロイド)を用いて炎症を鎮め痛みを抑えます。同時に食生活を指導します。また激しい運動やストレスも痛風の原因になるため、全体的な生活習慣の見直しも必要です。

膝靭帯損傷

激しいスポーツや強い衝撃によって膝靭帯損傷により膝関節に痛み・腫れを引き起こします。靭帯の損傷状態によってギプス・サポーターで固定する方法や、靭帯再建手術などの治療を選択します。また状態に応じてリハビリを行うことも早期回復に重要です。

膝の痛みと関節が炎症している場合の対処法

膝の痛みや関節の炎症を鎮めるための対処法はいくつか方法があります。あまり痛みや腫れがひどい場合は対処法よりも病院での検査をおすすめしますが、軽い症状の方はぜひ試してみてください。

肥満や運動不足の場合

肥満や運動不足による膝の痛みは、膝を動かさないことにより柔軟性が失われることが原因です。座り仕事が多い方や車移動が多い方は特に気を付けてください。日頃からなるべく歩くことを心がけるだけでなく、簡単なストレッチも有効です。なるべく膝関節が固まらないよう、膝周りをよく動かすようにしましょう。

冷えや血行不良の場合

冬に向けて気温が低下すると膝関節が痛むことがあります。これは冷えや血行不良が原因です。ウォーキングを取り入れて身体を温める、お風呂で膝周りを動かすことなどが冷えによる痛みに有効です。また膝のサポーターなどを活用して膝周りを温める対処法もおすすめします。

変形性膝関節症や半月板損傷の場合

 変形性膝関節症や半月板損傷は筋力低下が原因の一つです。痛みがひどいと運動することもままなりませんが、簡単なストレッチや筋力トレーニングを様子を見ながら取り入れてください。

たとえば椅子に座って太ももは椅子につけたまま、足を床と平行になるように持ち上げて膝を伸ばすなど、簡単なトレーニングでも十分です。軽い負荷でよいので膝の筋力をつける運動を取り入れましょう。

痛風の場合

痛風が原因の膝関節の痛みには、食生活の改善が最重要です。プリン体を含む食品を避け、和食中心の食生活にシフトしましょう。プリン体を多く含む食品は次のとおりです。

あん肝、レバー、モツ、白子、牛肉、ヒレ、ロース、えび、かにみそ、ビール、日本酒、紹興酒など

リンパがつまっている場合

膝関節のストレッチはリンパのつまりに有効です。日頃から座り仕事が多い方や、車移動が多い方はどうしても運動量が落ちるため膝が固まってしまいます。リンパの流れが悪くなりむくみの原因にもなるため、膝周りのストレッチを生活に取り入れてください。また膝裏のマッサージも有効です。

膝に水がたまっている場合

水がたまっている場合は、病院で水をぬいてもらうことがおすすめです。しかし病院に行く暇がない方や痛みが軽い方なら、サポーターや筋力トレーニングをおすすめします。また衝撃や怪我が原因であれば、アイシングなどで迅速に患部を冷やすことが重要です。

膝にばい菌がはいった場合

膝にばい菌が入った場合は早急にアイシングなどで膝関節を冷やしましょう。そのままにしておくと膝関節の変形を引き起こすことがあります。また膝関節が膿むと大変です。なるべく早めに病院を受診・治療することをおすすめします。

【ランキング】膝の痛みには専門クリニックを受診しよう

膝に痛みを感じた場合は、我慢せずに専門のドクターに相談するようにしましょう。ここではおすすめのひざ専門クリニックをご紹介します。

1位:ひざ関節症クリニック

は切開せず痛みの根元にアプローチする、先進的な再生医療を提供しています。

体に負担が少ない治療プランで痛みや炎症を鎮める高い効果が期待できるのは、

ならではの強みです。在籍するドクターはひざ関節を熟知した専門医のため、症状に応じた最適な治療プランが受けられます。

加えて、22,900例以上の治療実績があることも安心できるポイントです。

変形性膝関節症が悪化した患者も多く来院しているため、手術を避けてひざの痛みを取り除きたい方はぜひチェックしてみてださい。

施術内容ヒアルロン酸注射、PRP-FD注射、培養幹細胞注射、APS再生治療
費用初診:3,300円
MRI検査:8,000円~12,000円
拠点数14拠点
診療時間9:00~18:00
支払い方法現金、クレジットカード、デビットカード
料金は税込表示です

2位:シン・整形外科(旧東京ひざクリニック)

は、ひざの痛み治療に特化した専門院です。

触診や受診歴ヒアリング、MRI診断を駆使した診療体制を整え、一人一人の症状に応じて痛みの根本解決が目指せる治療メソッドを提供しています。

中でもメジャーリーガーが採用したことで話題を集めた再生医療は、従来のものとは一線を画す治療法です。

具体的には痛みの改善や組織修復などの効果があり、入院不要なのでライフスタイルへの影響も最小限に抑えられます。

さらに

では、熟練スタッフのもとで治療後のリハビリを継続できます。痛みが再発しない丈夫な体づくりができるため、他クリニックで短期的な治療効果しか得られなかった方にはとくにおすすめです。

ひざの痛みや腫れでお悩みの方は、気軽に無料相談から症状を伝えて前向きに過ごせる生活を手に入れましょう。

まとめ

膝関節の痛みや腫れにはさまざまな症状・原因があります。今回の記事では膝関節の痛みにまつわる疾患の原因から対処法まで紹介しましたが、セルフケアは要注意です。下手をすると悪化して歩行自体が困難になることも考えられます。対処法で改善されればよいのですが、痛みが長引く場合はセルフケアに頼らず医療機関を受診してください。

※本記事の情報は2022年10月時点のものです。

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