ザガーロは、デュタステリドを配合したAGA治療薬です。ヘアサイクルを正常に整えて薄毛や抜け毛の改善効果が期待でき、プロペシアより高い発毛効果を得られると近年注目されています。
本記事ではザガーロについて、効果やほかの薬との違い、服用時の注意点を解説します。薄毛や抜け毛に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
AGA治療薬のザガーロとは

ザガーロは、グラクソ・スミスクライン社によって開発されたAGA内服治療薬です。韓国に次いで2番目となる2015年に、厚生労働省の承認を得て、日本でも販売が開始しました。
現在ではトーワやサワイなど、さまざまなジェネリック医薬品が流通しています。
元は前立腺肥大症
ザガーロは元々アボルブという名で、前立腺肥大症の治療薬として服用されていました。
アボルブに含まれる有効成分デュタステリドが、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンの生成を抑制する作用があることが発覚しました。
AGA治療にも役立つのではないかと考えられるようになり、デュタステリドを主成分とするザガーロが開発、承認されました。
主成分がデュタステリド
ザガーロでは、有効成分であるデュタステリドが主配合されています。日本皮膚科学会が発行する「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」において、AGA治療におけるデュタステリド服用の推奨度はAランクでした。
このことから、専門家もデュタステリドでのAGA治療を強く推奨していることがわかります。
デュタステリドには、AGA発症の主な原因といわれるジヒドロテストステロンという男性ホルモンの生成を阻害する機能があります。
薄毛の進行を遅らせるだけでなく、発毛や育毛を促す効果も期待できます。また、太くコシのある毛髪へと成長させる効果もあるため、頭部のボリュームアップも実感しやすいでしょう。
AGA治療薬ザガーロの主な効果

ザガーロには、還元酵素の一種である5αリダクターゼの働きを阻害し、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンの生成を抑制する作用があります。
髪の発毛サイクルを正常に整え、薄毛によって細くなった毛髪を太く強いものへと成長させる効果が期待できます。
次の項目で、ザガーロの詳しい効果を解説します。
発毛効果
AGAの症状は、還元酵素の一種である5αリダクターゼと、男性ホルモンのテストステロンが結合することによって起こります。
結合によってジヒドロテストステロンが生成され、毛乳頭細胞の男性ホルモンレセプターに取り込まれると、薄毛や抜け毛などの症状が発生します。
ザガーロに含まれるデュタステリドには、5αリダクターゼを抑制する働きがあります。5αリダクターゼとテストステロンの結合を防ぎ、脱毛因子を減少させることによって、ヘアサイクルを改善して発毛や育毛を活性化します。
なお、5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型が存在しますが、ザガーロに含まれるデュタステリドは、この両方の働きを制御することができます。
半年~1年で効果を実感できることが多い
ザガーロに限った話ではありませんが、AGA治療薬は基本的に即効性が低く、効果が出るまでに多くの時間を要します。ザガーロの場合は、最低でも半年は服用を継続する必要があります。
ただし、AGAの進行具合が軽度な場合は、3か月程度で効果を実感できるケースもあります。反対に症状が進んでいるケースでは、効果が出るまで1年程度かかるといわれています。
なお、1年以上服用を続けても効果を感じられない場合は、ザガーロが適合していない可能性が考えられるため、他の治療法へ切り替える必要があるでしょう。
不安な場合は、医師に相談することをおすすめします。
ミノキシジル外用薬と併用でAGA治療効果が高まる
ザガーロは、ミノキシジル外用薬と共に使用することで治療効果が高まります。
ミノキシジル外用薬は、頭皮に直接塗るタイプの薄毛改善治療薬です。毛髪を生成する毛母細胞を活性化させ、ヘアサイクルを正常に整える作用があります。
ザガーロとミノキシジルはそれぞれ異なる作用を持っているため、組み合あわせて使用することで、AGAの改善効果をより実感できるでしょう。

半減期がある
半減期とは、代謝の科学的な反応により、薬の効果が半減する期間をいいます。
半減期が短いことは、薬物が素早く代謝、排泄されることを意味します。反対に半減期が長い場合は、薬が長期間にわたり体内で作用することです。
ザガーロの有効成分であるデュタステリドには、約2週間の半減期があります。同じAGA治療薬のプロペシアの半減期が約6~8時間であることを考えると、ザガーロは長期間にわたって体内で成分が作用するため、その分効果を強く感じやすいといえます。
長期間服用しても耐性はつかない
ザガーロを長期間服用しても、薬剤耐性はつきません。
薬を使い続けると細菌が持つ薬への抵抗力が高くなり、薬が効かなくなるケースがあります。たとえば、同じ頭痛薬を頻繁に服用すると、徐々に薬を飲んでも効果を感じなくなり、薬への耐性がついてしまうことがあります。これを薬剤耐性といいます。
ザガーロは、服用を続けたとしても薬剤耐性がつくことはないため、長期間の治療でも安心して続けられるのが特徴です。
AGA治療薬ザガーロとプロペシアの違い

ザガーロと並ぶAGA治療薬として、プロペシアがあります。プロペシアは、世界初のAGA治療薬として知られており、有効成分としてフィナステリドが配合されています。
次の項目で、両者の違いを解説します。
ザガーロはプロぺシアより強力
ザガーロとプロペシアは、どちらも5αリダクターゼの働きを阻害する作用を持っています。
5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2種類が存在します。プロペシアはⅡ型のみに作用しますが、ザガーロは両方の働きを抑えることができます。
ザガーロの方が5αリダクターゼにおける効果範囲が大きいため、プロペシアよりも強い効果を発揮します。

服用目的
ザガーロはAGAを改善する目的で処方され、薄毛や抜け毛などの症状の悪化を防ぎます。
一方プロペシアは、AGAの進行を遅延する目的で服用されます。症状を遅らせ、現状を悪化させないことが主目的であるため、根本から改善する場合は他の方法を取り入れる必要があります。
取り扱い方法
どちらも男性のみが服用できる治療薬であるため、女性や未成年の使用は認められていません。
とくにザガーロの場合、経皮吸収されるほど配合成分が強力なため、カプセルから漏れ出た薬剤であっても女性や小児に触れさせてはなりません。
万が一触れてしまった場合には、すぐに水と石鹸で洗い流しましょう。

AGA治療効果を得るためのザガーロ服用方法

ザガーロの治療効果を得るためには、用法容量を守って正しく服用することが重要です。ザガーロ治療薬には0.1mgと0.5mgの2種類がありますが、どちらを処方されても、1日1回1錠の服用ルールは変わりません。
次の項目で、ザガーロの正しい服用方法を紹介するため、ぜひチェックしてください。
服用のタイミング
薬を飲むタイミングに、食前や食後などの決まったルールはありません。そのため、自身が飲みやすいと思う時間に服用するとよいでしょう。
服用時間
ザガーロを一度服用した後は、24時間以上の服用間隔を取る必要があります。そのため、朝起きてすぐ、夕食後など、大体の服用時間を自身の中で決めておくとよいでしょう。
飲み忘れた場合
ザガーロは、1日1錠を24時間以上の間隔を空けて服用します。飲み忘れた場合は、気付いたときに1日分の用量を服用してください。
間違っても、薬が苦手なため2日に1回飲んだり、より効果を実感したいから1日に2錠服用したりするなど、自己判断で服用用量を操作するのは絶対にやめましょう。
前日の分を飲み忘れたとしても、必ず1日1錠の用量を守って服用してください。
AGA治療薬ザガーロを服用する際の注意点

続いて、ザガーロの服用時における注意点を解説します。正しく効果を得るためにも、目を通しておきましょう。
副作用が出たら医師に相談
副作用の発症頻度はそれほど高くありませんが、性機能不全や頭皮のかゆみ、発疹などの症状があらわれる可能性があります。
副作用があらわれた場合は、すぐに担当医師に相談してください。間違っても自己判断で薬の服用を中止しないでください。場合によっては副作用が悪化する恐れがあります。
ザガーロは男性のみ服用できる
ザガーロは、AGA(男性型脱毛症)への適応治療薬であるため、女性や未成年が服用するメリットはありません。
それどころか、妊娠中や授乳中の女性が服用すると、赤ちゃんの発育に障害を及ぼす可能性があります。経皮吸収されるほど配合成分が強力なため、カプセルから漏れた薬剤であっても接触は厳禁です。
なお、20歳未満で服用した場合の有効性や安全性が報告されていないため、未成年や小児に対しても使用不可となります。
初期脱毛が起こる
ザガーロの服用をはじめると、初期脱毛が起こる可能性があります。これは、ヘアサイクルを正常に整えようと、体内の発毛作用を持つ因子が働くことによって生じる現象です。
初期脱毛の症状には個人差があり、一気に大量の毛髪が抜けてしまう方もいれば、長期間に渡ってゆっくり抜けていくケースもあります。
一般的には、服用を開始してから1か月程度で初期脱毛の症状があらわれることが多く、2~3か月経過したら、その後は徐々におさまります。
ただし、人によっては症状が全くあらわれない方もいます。症状が出ないからといって薬の効果がないわけではないため、しばらく様子を見ることをおすすめします。
間違っても、焦って服用を止めることだけはしないでください。
皮脂が減り頭皮が乾燥
ザガーロを服用することで皮脂が減り、頭皮が乾燥するケースがあります。
ザガーロに含まれるデュタステリドは、酵素の一種である5αリダクターゼⅠ型とⅡ型の働きを抑制する作用を持っています。
そのなかでもⅠ型は、皮脂腺に多く分布しています。デュタステリドが5αリダクターゼⅠ型の働きを抑制することで、皮脂腺に何らかの障害が発生し、皮脂が減少する可能性があります。
そのため、人によってはザガーロを服用することで、頭皮の乾燥を感じるケースもあるでしょう。
効果を実感できない方がいる
ザガーロを服用しても、効果を感じられない方もいます。そのような場合は、次の項目に当てはまらないか確認をしてみてください。
- AGAが原因ではない
- 用法容量を守っていない
- 服用を短期間でやめてしまった
- 頭皮環境や毛髪のケアしていない
効果があらわれない一つ目のケースとして、AGAを原因とした薄毛ではない可能性があります。AGAが原因で薄毛や抜け毛が起こっている場合はザガーロで改善できますが、その他の病気や皮膚疾患が原因の場合は、改善が難しいでしょう。
また効果が出ない原因として、薬の用法容量を守っていないケースもあります。決まった量を服用しなかったり、飲み忘れが多かったりする場合は、薬の効果を十分に得られない可能性が高いです。
服用を短期間でやめてしまった場合も、効果を実感できないことが多いでしょう。なぜなら、ザガーロは効果が実感できるまでに半年~1年の期間を要するからです。
乱れたヘアサイクルを正常に戻すために長期間にわたって服用を継続する必要があるため、途中で中断しては十分な効果を得られません。
なお、ザガーロを正しく服用できていても、自身に合うシャンプーを使用していなかったり、栄養素を十分に摂れていなかったりする場合は、十分な効果があらわれない可能性があります。
ザガーロだけに頼り過ぎず、普段の生活から健やかな毛髪が育つよう努力することが大切です。
献血できない期間がある
デュタステリドを含む血液が、女性や未成年に輸血される事態を防ぐために、ザガーロ服用中は他人への献血ができない決まりがあります。
女性が妊娠している場合、生まれてくる赤ちゃんの生殖器の形成や発育に悪影響を及ぼし、健全な成長を阻害する可能性があります。
ザガーロは半減期が約2週間と長いため、完全に血中から成分がなくなるまでは献血ができません。そのため、献血する際には、最低でも6か月以上服用を中止する必要があります。
また、その後献血をおこなう場合でも、念のため医師に相談するとよいでしょう。
ほかの薬との飲み合わせ
ザガーロに併用禁忌薬はありませんが、併用時に注意すべき薬は存在します。飲み合わせの条件によっては、身体に何らかの悪影響が及ぶ可能性があるため、事前に把握しておくと安心でしょう。
代表的な併用注意薬にCYP3A4阻害薬があります。具体的には、プロテアーゼ阻害剤や抗うつ薬で使用されるネファゾドン、制吐剤のアプレピタントなどが挙げられます。
CYP3A4阻害薬とザガーロを併用すると、阻害薬の作用で有効成分デュタステリドの代謝が悪化し、血中濃度が上昇します。
そうなると、腎機能低下の症状を招く恐れがあります。
現在服用している薬がある方は、担当医師に服用中の薬がCYP3A4阻害薬に該当しないか判断してもらうようにしましょう。
副作用のリスク
ザガーロには注意すべき副作用がいくつか存在しますが、発症率は比較的低い傾向にあります。
国際共同試験の調べによると、ザガーロによって副作用が生じたケースは全体の17%で、中でも日本人の発症率は120名中14名でした。(参照元:ザガーロカプセル0.1mg ザガーロカプセル0.5mgに関する資料)
とはいえ、副作用に当たる症状があるのは事実です。どのような症状を発症する恐れがあるのか、次の項目で解説します。
性機能不全
ザガーロの代表的な副作用として、性機能不全が挙げられます。具体的な症状には、勃起不全や性欲の減退、精液量の減少などが1%以上の確立で報告されています。
また可能性は低いですが、女性化乳房や乳頭痛、乳房の不快感など乳房に関する障害が1%未満の割合で発症する可能性もあります。
発疹
ザガーロを服用すると、1%未満の頻度で皮膚障害が引き起こされます。皮膚の一部が突然赤くなる発疹をはじめ、蕁麻疹やアレルギー反応など、さまざまな皮膚障害が確認されています。
痛みやかゆみを伴う場合は、すぐに担当医師に相談してください。
頭痛
頭痛やめまいなどの症状も、ザガーロの副作用として確認されています。
いずれも1%未満の低い頻度で発症するため過度な心配は必要ありませんが、症状が現れた際にはすぐに医師に相談しましょう。
抑うつ
こちらも1%未満の確率ではありますが、抑うつの症状や気分の落ち込みなど、精神状態に悪影響を及ぼすケースも報告されています。
ザガーロの服用で精神状態が不安定になった場合は、薬との相性が悪い可能性が考えられるため、医師の判断を仰ぎましょう。
個人輸入をしない
ザガーロを個人輸入で手に入れることは絶対にしないでください。個人輸入代行サイトで販売されているザガーロは、安全性に乏しく、偽造薬であることが多いです。
健康被害や死亡例なども報告されているため、必ず医師の診察のもとで、国内正規品を処方してもらいましょう。
次の項目で、個人輸入の危険性について詳しく解説します。
安全性が確認できない
ザガーロに限った話ではありませんが、安価で出回っている医薬品は、安全性が確認できないものが多いです。
また、個人輸入で購入できる薬は国内で承認されていないものが大半であるため、十分な効果が保証されていません。
なお、基本的にザガーロは、効果を実感するまでに半年から1年程度服用を続ける必要があります。個人輸入の薬で万が一効果が出なかった場合は、費用と時間が多く無駄になるでしょう。
偽物の可能性がある
個人輸入で手に入れられる薬は、本物である保証はありません。有効成分がほぼ含まれていなかったり、体に有害な成分が含まれていたりする場合もあります。
思わぬ健康被害を及ぼす恐れもあるため、多少料金がかかったとしても、正規の治療薬をクリニックで処方してもらいましょう。
体に異変が起こってもすぐに対処できない
クリニックで処方されていない個人輸入の医薬品を使用した際に、副作用で身体に何かしらのトラブルが起こったとしても、すぐに対処することは困難です。
国内で承認された薬であれば健康被害の原因を比較的スムーズに特定できますが、個人輸入した薬の場合は成分を正確に把握できないため、すぐに治療できません。
健康を害さないためにも、治療薬は必ず医師が処方したものを服用しましょう。
ザガーロを処方しているおすすめAGAクリニック5選

続いて、ザガーロを実際に処方しているAGAクリニックを5つ紹介します。
- AGAスキンクリニック
- 駅前AGAクリニック
- AGAメディカルケアクリニック
- イースト駅前クリニック
- 湘南AGAクリニック
それぞれの特徴や料金も紹介するため、薄毛や抜け毛をはじめとするAGAの症状に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
AGAスキンクリニック
AGAスキンクリニックは、薄毛や抜け毛に悩む方に対して専門的な治療をおこなう、AGAに特化したクリニックです。ザガーロを中心としたさまざまなAGA治療を実施しています。
発毛相談の患者数は2022年3月時点で250万名を突破し、治療開始から4~6か月の発毛実感率99.4%という確かな実績があります。
AGA治療を専門におこなうクリニックに通いたい、仕事の都合で転勤が多いため、全国に広く展開しているクリニックで継続的に治療してほしい方は、AGAスキンクリニックがおすすめです。
初回 | 2回目以降 |
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5,300円 | 9,500円 |
駅前AGAクリニック
駅前AGAクリニックは、関東や関西地域を中心に全国13院を展開するAGA専門のクリニックです。
完全返金保証制度を設けているのが特徴で、全く効果が出ない場合は治療費が全額返金されます。AGA治療をはじめて受ける方でも安心して利用できるでしょう。
また公式サイトには、これまで治療をおこなってきた数々の症例写真を公開しています。自身と似た症状の患者の経過を確認できるのはもちろん、治療後の様子もチェック可能です。
ザガーロの料金は少し高めですが、その分安心して治療を受けられる体制が整っているため、AGA治療に対して不安を抱える方はぜひ一度カウンセリングを受けてみてください。
1か月 |
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11,000円 |
AGAメディカルケアクリニック
AGAメディカルケアクリニックは、20代~30代の患者に支持される発毛専門のクリニックです。新宿と横浜に2院を展開しています。
大きな特徴は、診察や治療だけでなく、カウンセリングまで発毛治療の専門医が担当する完全主治医制を採用している点です。常に同じ担当医が診察することで、患者の症状に向き合い、その時々に合った治療法や薬を処方しています。
はじめてのAGAクリニックで不安しかない、信頼できる専門医に症状を診てほしい方は、AGAメディカルケアクリニックがおすすめです。
30錠 |
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10,450円 |
イースト駅前クリニック
イースト駅前クリニックは、全国の主要都市に院を構えるAGA専門のクリニックです。国内正規品の治療薬が処方されるため、安心して利用できるのが特徴です。
来院予約不要で、当日の診療が可能です。さらに、AGAクリニックでは珍しい電話診療やオンライン診療にも対応しています。
AGAクリニックに通院していることを周りに知られたくない、移動時間を省いてスムーズに診察をおこないたい方に最適です。
30錠 |
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10,500円 |
湘南AGAクリニック
湘南AGAクリニックは、地毛植毛や薄毛治療を得意とするAGA専門のクリニックです。北は北海道、南は沖縄まで、全国各地に111院を展開しています。
万が一効果が実感できない場合は、治療費を全額返金する返金保証制度を設けています。そのため、AGA治療をはじめて受ける、他のクリニックで治療を受けたけど効果を感じられなかった方でも安心して来院できるでしょう。
さらに、2回目以降はもちろん、初診の場合でも、来院不要で薬を処方できるオンライン診察に対応しています。
仕事が忙しくて来院する時間がない、友人や知り合いにAGA治療を受けていることを知られたくない場合でも安心して利用できます。
初回 | 2回目以降 |
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5,300円 | 9,500円 |
ザガーロと併用できるAGA治療方法

ザガーロはAGA治療に効果的な薬ですが、他の治療方法と併用することで、より効果を実感できるケースがあります。
具体的には、次の3つの方法がおすすめです。
- 自毛植毛
- 毛髪再生メソセラピー
- ダブルマトリックス
それぞれ解説します。
自毛植毛
自毛植毛は、自身の後頭部や側頭部にある毛髪を生み出す皮膚組織ごと採取し、薄毛や抜け毛が気になる部分に植える治療方法です。
日本皮膚科学会が定めた「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」ではBランク(実施を勧められる)を獲得し、効果が期待できると認められています。
自身の毛髪を使用するため、拒絶反応や副作用が少ないのが特徴です。一度移植したら終わりではなく、生きた組織ごと移植するため、その後も通常どおり生え続けます。そのため数多くのAGAクリニックでは、ザガーロと自毛植毛を併用する治療プランが設けられています。
ただし、1回あたりの治療費用が高いのがデメリットです。また、効果が出るまでには約1年の時間を要するため、即効性を求める方には向いていません。医師の技量によって仕上がりに差が出るため、自毛植毛の実績が豊富な医師に施術してもらうのがおすすめです。
毛髪再生メソセラピー
毛髪再生メソセラピーは、毛髪の成長によい影響を与える薬剤を、注射器で頭皮に直接注入する治療方法です。ザガーロのように内服するタイプとは異なり、頭皮に直接アプローチできるのが特徴です。
クリニックによっては、炭酸ガスやレーザー照射、針付きローラーなど注射器以外の機器を採用しているケースもあります。
毛髪再生メソセラピーによるAGA治療は、一度にさまざまな薬剤を注入できるのが大きなメリットです。よく処方されるプロペシアやビタミン、毛髪によいとされる亜鉛など、多くの成分を組みあ合わせて頭皮に注入することも可能です。
薬物療法ではアプローチが難しい薄毛の抑制や改善効果が期待できます。
ダブルマトリックス
ダブルマトリックスは、従来のAGA治療とは異なる新しい治療方法です。
自身の健康な毛包組織を採取して細かく砕き、溶かして粒子を液体中に分散させたものを、薄毛や抜け毛が気になる部分に注入します。
健康な毛包組織と成長因子を気になる部分に与えることにより、発毛を促進する効果が期待できます。
AGA治療薬のザガーロに関するよくある質問

最後に、ザガーロについてよく寄せられる質問に回答します。ザガーロの服用を考えている方はもちろん、薄毛や抜け毛が気になり始めてきた方も、ぜひ参考にしてみてください。
ザガーロを飲む際の禁忌は?
ザガーロに併用禁忌薬はありませんが、併用時に注意すべき薬は存在します。代表的な併用注意薬にCYP3A4阻害薬があります。
ザガーロと併用すると、阻害薬の作用でデュタステリドの成分代謝が悪くなり、血中濃度が上昇します。それに伴い、腎機能低下の症状を引き起こす恐れがあります。
なお、次に当てはまる方は、ザガーロの服用や接触を禁じられています。
- 女性(とくに妊娠中や授乳中の方)
- 未成年
- 肝機能障害がある方
女性の場合、赤ちゃんの成長を阻害する恐れがあるため、服用はもちろん薬剤への接触も禁じられています。
また、デュタステリドは肝臓で代謝されるため、肝機能障害を持つ方の服用も禁止です。
ザガーロのみで薄毛は改善する?
ザガーロのみで症状がよくなるケースもあれば、十分な効果を得られないケースもあります。
そのため、ザガーロのみで薄毛を改善できない、薬が効いている実感がない方は、ミノキシジル外用薬との併用を検討するとよいでしょう。
ミノキシジル外用薬は頭皮に直接塗布できるため、ザガーロとは異なる角度から薄毛や抜け毛の症状にアプローチできます。
ザガーロは保険が適用される?
ザガーロの処方は、保険適用外となります。AGA治療は自由診療に分類されるため、治療費や薬代はすべて自己負担が基本です。
もちろん、ザガーロ以外のAGA治療薬についても保険適用外となるため、注意してください。
ザガーロの服用を中断するとどうなる?
ザガーロの服用を中断した場合、デュタステリドによって働きを抑えられていた5αリダクターゼが再び動き出し、AGAの症状が再発します。
そのため、症状が改善しかけていた場合でもAGAが再度進行し、薄毛に逆戻りする可能性があります。
ザガーロは半年~1年間継続して服用することが効果実感につながります。何らかの事情で服用を中断したい場合は、担当医に相談しましょう。
ザガーロはAGA以外の脱毛にも効果がある?
ザガーロはAGAの症状に対してのみ効果を発揮します。ザガーロに含まれるデュタステリドには、5αリダクターゼの働きを抑制する作用があるため、5αリダクターゼと関連性がない脱毛症には効果がありません。
実際に、日本皮膚科学会による「日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン2017年版」では、円形脱毛症の治療にザガーロを使用することは推奨できないとされています。
AGA以外の脱毛症を改善する場合は、他の治療を受ける必要があります。
まとめ

ザガーロは、デュタステリドを主成分としたAGA治療薬です。還元酵素の一種である5αリダクターゼの働きを阻害し、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンの生成を抑制する作用があります。
それにより髪の発毛サイクルを正常に整え、薄毛によって細くなった毛髪を太く強いものへと成長させる効果が期待できます。
ザガーロはAGAへの適応治療薬であるため、女性や未成年が服用することは禁じられています。また、副作用の発症頻度はそれほど高くありませんが、性機能不全や頭皮のかゆみ、発疹などの症状があらわれる可能性があります。
ザガーロは個人輸入代行サイトで複数販売されていますが、どれも安全性に乏しかったり、正規品である保証がなかったりすることが多いため、クリニックで医師の診察を受けて処方してもらいましょう。
現在は、全国各地でAGA治療を専門におこなうクリニックが開院されています。オンライン診察や電話診察に対応したクリニックもあるため、AGAの症状が気になる方は、一度カウンセリングを受けることをおすすめします。
※本記事の情報は2023年5月時点のものです。
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