Fundsは、企業に資金を貸すファンドに対して投資する貸付投資サービスです。過去に元本割れがなく、1円(税込)から投資できるため、多くの投資初心者から人気を集めています。
しかし、中には「Fundsの口コミや評判は」「メリットやデメリットを確認してから利用したい」このような疑問や悩みを抱いている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、Fundsの口コミや評判、メリット、デメリット、口座解説手順などについてまとめました。
Fundsで投資を始めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
Funds(ファンズ)とは
Fundsは、さまざまなファンドに一般の方が貸付投資できるオンラインサービスです。貸付投資とは、企業に向けて資金を貸すファンドに対する投資であり、ソーシャルレンディングと似ています。
しかし、Fundsはファンドを組み立てず、投資のみを募集する点が特徴です。
Fundsの運営会社の基本情報を次の表にまとめました。
運営会社 | ファンズ株式会社 |
本社所在地 | 東京都渋谷区恵比寿西1-10-11 フジワラビルディング5階 |
設立 | 2016年11月1日 |
資本金 | 18億1,400万円 |
事業内容 | ・金融商品取引業 ・インターネットによる情報サービス業 |
出資企業 | ・ANRI株式会社 ・グローバル・ブレイン株式会社 ・B Dash Ventures株式会社 ・伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社 ・三井住友信託銀行株式会社 など |
2016年に設立された比較的新しい会社が運営しています。
出資企業を見ると、三井住友信託銀行が100%出資している三井住友信託銀行株式会社が記載されていることから、怪しい会社ではないとわかります。
Funds(ファンズ)の仕組み
Fundsは、事業に利用する資金を調達するために作ったファンドと匿名組合契約を結び、1円(税込)単位で投資できるサービスです。
匿名組合契約とは、事業に必要な資金を出資した方に対して、利益を分配する内容の契約です。Fundsでは、公開情報に基づいて将来の事業の予測を立て、一定の基準を満たす上場企業のみをFundsに参加させます。
さらに、次のような審査も実施します。
- ・反社チェック
- ・実在性チェック
- ・財務分析
- ・質疑応答
- ・受取資料による分析
自身で企業に投資するよりも、細かい分析をおこない、基準を満たす企業に投資できるため、利益を得られる可能性が高いです。
Funds(ファンズ)の手数料
Fundsを利用する際、次の手数料は必要ありません。
- ・会員登録に関する費用
- ・口座開設に関する費用
- ・口座管理に関する費用
- ・指定口座への出金手数料
利用者の金融機関からデポジット口座に送金する際の振込手数料は発生します。無料で会員登録や口座開設などができるため、気軽に利用できるサービスです。
Funds(ファンズ)をおすすめできる方
Fundsをおすすめできる方は、次のとおりです。
- ・少額から投資したい方
- ・安定した投資がしたい方
Fundsは、少額から投資したい方におすすめです。1円(税込)から投資できるため、大きな金額を投資するリスクを負えない方も利用できます。
金利が低く仕組み上大きなリターンは期待できないものの、リスクがある投資ではなく安定志向の方にもおすすめです。
他のメリットも確認したうえで、自身に最適なサービスだと感じた方は、利用を検討しましょう。
Funds(ファンズ)の口コミ・評判
ここでは、Fundsの口コミや評判を紹介します。良い内容と悪い内容をお伝えするため、どちらも確認したあと、利用するのかどうかを決めてみてください。
Funds(ファンズ)の良い口コミ・評判
Fundsの良い内容の口コミや評判は、次のとおりです。
Fundsは、少額からできる。
— ヤッシー@Investor (@SHOTA_1225F) August 4, 2020
積立NISAがやっと評価損益あがってきてる!こういうコツコツ投資が向いてるのかな?とも思ったり…。
次に始めるのはFunds(ファンズ)とか、融資型クラウドファンディングかな。
メリット
・少額投資可能(1円からOK)
・元本割れしたことないこと
デメリット
・利回りが低め— もも|繊細ママライター (@momonblog22) February 7, 2023
通りすがりましたら推しが上がっていなかったので参加させてください。
私はfundsです。
日本企業に投資できるのと上場企業中心の安心感からです。
利回りは低いですが優待付きもあって楽しいです。— 千代華a.k.a22PIG (@tyoka3) May 8, 2023
少額から投資できる、過去に元本割れがない、優待付きのファンドがある、などの内容が見られました。
Fundsは、1円(税込)から少額で投資でき、過去の元本割れがないことから、初心者の方もリスクを最小限に抑えつつ投資できます。
今後も元本割れがないとは断言できませんが、これまでの実績を考慮すると、比較的リスクは少ないでしょう。
また、優待付きのファンドがある点も特徴です。
- ・優待券
- ・割引券
- ・サービス券
上記のような優待を受けつつ投資できる点は、大きな魅力です。
Funds(ファンズ)の悪い口コミ・評判
Fundsの悪い内容の口コミや評判は、次のとおりです。
上場企業等にお金を貸すFundsは高利回りを謳っていますが、以下の3点のリスクに気をつけなければいけない。
①元本保証はない
②途中解約ができない
③ソーシャルレンディング事業者の倒産リスク
実際、2021年5月には虚偽等により行政処分を受けた影響から、SBIソーシャルレンディングが廃業した。 https://t.co/9Ik0kPmSkb— 仲里桂一@お金持ちだけが知っている!軍用地投資入門 (@uumakuu99) August 16, 2022
Fundsファンズごり押しキャンペーンが始まってるけけど、なんでw紹介料目的?😂
見たけど株を上回るメリットが全くわからないざっと見て大きなデメリット
・分配金が雑所得として総合課税
・もちろん元本保証なし
・ざっと利回り2%程度高配当株あまり興味ないけど、ファンズより100倍いいw pic.twitter.com/d5tGZVT29b
— みくかぶ🦋イーロンマスク信者👼 (@miku919191) September 27, 2021
Funds口座開設したけど利回り低いから一度も投資していない。尼ギフ1%還元の案内が来たけどどうしようか
— 非合法魔法中年T (@tad0907) April 24, 2023
途中解約できない、元本保証がない、利回りが低いなどの内容が見られました。Fundsは、途中で解約できないため、急な用事でまとまった現金が必要な場合に対応できません。
また、過去に元本割れがないものの、元本保証が設定されておらず、損失を被る可能性はあります。さらに、金利が低く設定されている点はデメリットです。
類似の他のサービスと比較しても低く設定されており、大きなリターンを狙う方にはおすすめできません。
Funds(ファンズ)のメリット
Fundsのメリットは、次の5つです。
- ・リスク回避をしながら運用
- ・少額から投資が可能
- ・優待付きのファンドがある
- ・過去に元本割れがない
- ・投資先の企業に信頼性がある
一つずつ解説します。
リスク回避をしながら運用できる
Fundsは、リスクを回避しながら運用できます。Fundsのファンドは、リコースローンを出資対象としているため、想定のリターンを得られない状況でも、借り手企業が返済できなくならない限り元本が確保されます。
リコースローンとは、借り手企業のすべての資産が返済資源になる融資です。滅多なことがない限り、元本と利回りは確保されており、これまで元本割れが心配で投資できなかった方も利用しやすいサービスです。
少額から投資が可能
Fundsは、1円(税込)から少額で投資できるサービスです。最低でも1万円(税込)以上に設定しているサービスも多いことから、投資初心者の方やできるだけリスクを抑えたい方も安心して利用できます。
もちろん、ファンドの中には、最低投資額を1万円(税込)以上に設定しているものもあります。
しかし、多くのファンドは1円(税込)で投資できるため、少額から投資したい方は最低投資額を確認しましょう。
まずは少額から始め、慣れてきてから大きな金額を投資したい方は、Fundsを利用してみてください。
優待付きのファンドがある
Fundsには、優待付きのファンドがあります。
優待付きのファンドに投資すると、次のような優待が受けられます。
- ・飲食関係の優待券
- ・商品のプレゼント
- ・施設の割引、無料券
- ・無料観戦チケット
自身が頻繁に利用する商品やサービスを提供している企業がファンドを募集している場合は、優待狙いで投資するのもおすすめです。
過去には、次のような企業が優待付きのファンドを募集していました。
- ・大阪王将
- ・株式会社ぐるなび
- ・株式会社三和サービス
多くの方が知る企業も優待付きのファンドを募集する場合があるため、頻繁に確認してみてください。
過去に元本割れがない
Fundsは、過去に元本割れを起こしたことがありません。もちろん、今後も元本割れがないとは断言できませんが、2023年5月時点でのファンドの運用状況を確認すると、元本割れの可能性は低いといえます。
運用総額 | 367億7,910万円 |
ファンド数 | ・合計:302 ・償還済み:165 |
正常償還率 | 100% |
上記のとおり、償還したファンド数は165あり、正常償還率は100%です。正常償還率とは、運用が終了したファンドを元本割れなく償還した割合であり、非常に信頼できる実績といえます。
実績の高さにより、Fundsは元本割れが心配な方にもおすすめできるサービスです。
投資先の企業に信頼性がある
Fundsに登録されている投資先の企業には、信頼性があります。Fundsで投資できる企業は、すべて上場企業であり、Funds独自の審査を通過しています。
そのため、自身で企業を選び投資するよりも、信頼できる企業に投資できる可能性が高いです。
Fundsの審査の内容は、次のとおりです。
- ・財務分析
- ・質疑応答
- ・反社チェック
- ・実在性チェック
- ・受取資料による分析
- ・公開情報に基づく事業予測
上記のとおり、企業が公開している情報を分析し、事業に将来性があると判断した企業のみFundsに登録しています。プロが審査した企業に投資したい方は、Fundsを利用しましょう。
Funds(ファンズ)のデメリット
Fundsには、メリットのみでなくデメリットもあります。
- ・保証や担保なしの案件が中心
- ・利回りは高くない
- ・途中で解約ができない
利用を検討している方は確認しましょう。
保証や担保なしの案件が中心
Fundsは、保証や担保なしの案件が中心のサービスです。したがって、万が一貸し倒れが発生した場合、担保や保証を利用して元本を回収できません。
他のサービスを見ると、不動産の担保や保証がある案件も多数見られますが、Fundsには基本的にないため注意が必要です。
しかし、Fundsは事前に独自の審査をおこない、基準を満たした企業のみ登録していることから、貸し倒れのリスクは非常に低いです。
確実に貸し倒れが起こらないわけではありませんが、Fundsの独自の審査を信頼し、安心して利用できる方は検討してみてください。
利回りは高くない
Fundsの利回りは、1〜2%が中心であり、特別高いわけではありません。他のサービスの利回りは、高い場合10%になる場合もあるため、大きな利益を得たい方にFundsはおすすめできません。
しかし、利回りが高い場合、貸し倒れの可能性が高まることから、ハイリスクな投資といえます。投資初心者の方は、金利は低いものの安定した上場企業のファンドに投資できるFundsがおすすめです。
途中で解約ができない
Fundsは、途中で解約できないデメリットがあります。一度投資すると、あらかじめ決められている運用期間が終了しないと、お金は受け取れません。
急にまとまったお金が必要になった場合に対応できないため、投資する金額に注意しましょう。
しかし、他のサービスを見ても途中解約できない場合も多く、Fundsのみのデメリットではありません。
Funds(ファンズ)の投資が安全である理由
Fundsが比較的安全に投資できる理由は、次のとおりです。
- ・外部要因に影響されない
- ・上場企業に貸付できるファンドが多い
一つずつ解説します。
Funds(ファンズ)のソーシャルレンディングは外部要因に影響されない
Fundsは、外部要因に影響されにくいため、安全な投資が可能です。
たとえば、Fundsは次のような要因で利益が左右されることはありません。
- ・政治
- ・自然災害
- ・国際問題
Fundsで出資した金額を回収できれば、損失を被る心配はありません。
しかし、株式投資で利益を上げる際は、外部要因を無視できません。たとえば、国際問題や自然災害の影響を受け、株価が暴落する可能性もあります。
Fundsは、投資の中でも損失を被る要因が少ないため、安全に投資できます。
Funds(ファンズ)は上場企業に貸付できるファンドが多い
Fundsは、上場企業に貸付できるファンドが多いです。Funds独自の審査をおこない、上場企業の中でも将来性があると判断された企業のみを登録しています。
そのため、支払い能力がない企業や将来のない企業に投資する心配が少ないです。また、Fundsのファンドは、リコースローンを出資対象としており、企業が倒産しない限り元本が確保されます。
リコースローンとは、借り手企業のすべての資産が返済資源になる融資です。安全な投資を探している方は、Fundsの利用を検討してみてください。
Funds(ファンズ)の口座開設の流れ
Fundsの評判やメリット、デメリットなどを確認したうえで、自身に最適なサービスだと感じた方は、次の流れに沿って口座を解説しましょう。
- 新規会員登録からメールアドレスの登録
- 個人情報や書類の提出
- 投資するファンドに応募
順番に解説します。
1:新規会員登録からメールアドレスの登録
まずは、Fundsの公式サイトにアクセスし、メールアドレスとパスワードを入力して会員登録を完了させましょう。
2:個人情報や書類の提出
次に、口座開設を申請します。必要な書類は個人番号カードのみですが、ない場合は次のAとBから一点ずつ提出する必要があります。
A | ・運転免許証 ・パスポート ・在留カード ・健康保険証 ・印鑑登録証明書 |
B | ・マイナンバーの記載がある住民票の写し ・マイナンバー通知カード |
スムーズに登録したい方は、事前に準備しておきましょう。
3:投資するファンドに応募
最後に、投資するファンドに応募します。投資できるファンドはタイミングによって異なるため、自身が投資したいところはないか頻繁にチェックしておきましょう。
Funds(ファンズ)に関するよくある質問
ここでは、Fundsに関するよくある質問に回答します。
現在開催中のキャンペーンはある?
2023年5月現在、Fundsでは最大5,000円(税込)分のAmazonギフトカードをプレゼントするキャンペーンを実施しています。
投資する金額によって、ギフトカードの金額が次のように変動します。
投資金額 | ギフトカードの金額 |
50万円以上 | 5,000円 |
30万円以上 | 3,000円 |
10万円以上 | 1,000円 |
期間は2023年7月31日までです。お得に利用をはじめたい方は、早めにFundsへ申し込みましょう。
Funds(ファンズ)では確定申告は必要?
Fundsで利益を得た場合、基本的には確定申告が必要ですが、次の条件に当てはまる場合は不要です。
- ・給与所得者で1年間の分配金が20万円(税込)以下
- ・事業所得者で事業所得と分配金の合計金額が48万円(税込)以下
- ・専業主婦で分配金が48万円(税込)以下
たとえば、会社に勤めている方がFundsを利用し、18万円の分配金を受け取った場合は、確定申告する必要がありません。
確定申告が必要な状態で手続きを怠ると、追加で支払いを求められるため、確実に実行してください。
まとめ
今回は、Fundsの評判や口コミ、メリット、デメリットなどについて解説しました。
Fundsは、1円(税込)から投資が可能で過去に元本割れがないことから、投資初心者におすすめのサービスです。
利用者の口コミを次の表にまとめました。
良い口コミ | ・少額から投資できる ・過去に元本割れがない ・優待付きのファンドがある |
悪い口コミ | ・途中解約できない ・元本保証がない ・利回りが低い |
上記のとおり、少額から投資できる点や、優待付きのファンドがある点は高く評価されているものの、途中解約できない点や利回りが低い点は低評価です。
たしかに、Fundsでファンドに投資しても、利回りが高くないため、大きなリターンは望めません。
しかし、少額投資が可能な点や過去に元本割れがない点から、リスクを抑えた投資が可能です。
リスクが不安な投資初心者の方は、少額から投資をはじめられるFundsを利用してみましょう。
<参考>
Funds