AGAの治療をはじめようか検討中あるいはAGA治療を継続している方のなかには、AGA治療をやめるとどうなるか気になる方もいるのではないでしょうか。
一般的にAGA治療は、進行させない状態を維持するために、生涯続けていかなければいけない治療といわれています。
本記事では、AGAの治療をやめるとどうなるか、AGA治療における継続の必要性や効果がでない原因などを紹介します。
AGA治療をやめる原因や効果が出ない原因が理解できれば、自身が続けるAGA治療の期間の目安を判断しやすくなるでしょう。
AGA治療を続ける期間を検討する際に、本記事の内容をぜひ参考にしてみてください。
【結論】AGAの治療をやめると薄毛が進行する!

結論からいうとAGAの治療をやめた場合、薄毛が進行します。
AGA治療をやめたら薄毛が進行する原因は、AGAが完治しない進行性の脱毛症であり、AGA治療で使用される治療薬の服用をやめると効果がなくなるためです。
したがって、一定の効果が得られたからといって、AGA治療薬の服用を止めると、再度、AGAの症状が進行します。
AGA治療薬には、主に次の3つがあげられます。
- プロペシア(フィナステリド):AGAの原因であるジヒドロテストステロンの抑制により薄毛を遅らせる作用
- ザガーロ(デュタステリド):AGAの原因であるジヒドロテストステロンの抑制により薄毛を遅らせる作用
- ミノキシジル:毛根の血管拡張により血流を改善、毛母細胞の活性化による発毛促進
AGA治療は、主にプロペシアやザガーロを使用して薄毛を遅らせながら、ミノキシジルで発毛を促進する方法により治療が進められます。
しかし、AGA治療をやめると薄毛を遅らせる作用がなくなると同時に、発毛が促進されなくなり、改善していたAGA症状の進行へつながるでしょう。
AGA治療薬の特性やAGAのメカニズムが理解できていれば、AGAの治療をやめたときの薄毛進行のリスクがイメージしやすくなります。
AGAの治療をやめてしまう方の主な原因

治療をやめると進行するAGAですが、治療の途中でやめる方も存在します。
そこで本項では、AGA治療中の方がAGA治療をやめる主な原因を紹介します。
- 治療は一生続くため疲れてしまった
- 経済的理由で継続が難しい
- 健康面が気になる
- 効果を感じない
治療は一生続くため疲れてしまった
AGA治療をやめる原因に、一生続いていく治療に疲れてしまった場合があげられます。
進行性の脱毛症であるAGAは、AGA治療薬を服用しても完治しません。
したがって、長期間の服用によってAGAの症状が改善した場合にあっても、継続した治療に嫌気がさし、AGA治療をやめる方が多くなる傾向にあるでしょう。
AGA治療をはじめるうえでは、完治を目指す自毛植毛とは異なり、AGAの根本的な症状自体は完治しない点をおさえておく必要があります。
経済的理由で継続が難しい
AGA治療では、治療にかかる費用が経済的な負担となり、治療の継続が難しくなる場合があります。
1か月のAGA治療にかかる治療費は、平均して約20,000円です。
なお、保険が適用されないため、さらに高いコストが発生するでしょう。
AGA治療には終わりがないことから、平均して毎月20,000円の治療費を払い続けると、年間約240,000円となり、生活水準次第では経済的負担が大きくなります。
平均的なAGA治療にかかる治療費を継続して払い続けられないと予見できるときは、AGA治療の継続が難しいと認識しておきましょう。
健康面が気になる
AGA治療薬の服用中に健康面が気になって治療をやめる場合があります。
AGA治療薬で薄毛を抑制する作用のあるプロペシア(フィナステリド)やザガーロ(デュタステリド)を服用すると、次のような副作用リスクを伴います。
- 性欲減退
- 性機能の低下
- ED
なお、服用ではなく頭皮への直塗りで使用する外用薬ミノキシジルは、肌質によっては赤みやかぶれ、かゆみなどの肌トラブルの原因につながるリスクがあるでしょう。
いずれの副作用も体質次第では強く出現する可能性もあり、実際に副作用が発生するとAGA治療をやめるきっかけとなるようです。
性欲減退が気になる、妊活をおこないたいときは、副作用リスクの観点からAGA治療のタイミングをずらしておくとよいでしょう。
効果を感じない
思い切ってAGA治療をはじめたにもかかわらず、十分な効果が感じられないときにAGA治療をやめる方がいます。
AGA治療は、治療を開始してからすぐに効果が出るものではありません。
体質や年齢、症状の進行具合などによって個人差があるものの、短期間の治療で効果を期待しすぎないようにしましょう。
AGA治療で一定の効果が見込める時期は、AGA治療を開始してから3か月目以降の場合が多い傾向にあります。
たとえ3か月で効果が見られなくても6~10か月もすれば、薄毛の改善効果が実感できるでしょう。
なお、1年近く経過しても薄毛の改善効果が見られないときは、AGA治療薬が効いていない可能性が考えられます。
AGA治療薬が効いていない場合は、薄毛の原因がAGAではないため、再度、かかりつけの医師に相談し、薄毛の原因に合った治療方法に切り替えましょう。
AGAの治療の効果が出ない主な理由

AGA治療をやめる原因に効果を感じない場合がありますが、AGA治療で効果が出ないときは、何らかの要因が関係しています。
そこで、AGA治療で効果が出ない場合の主な原因を紹介します。
- 自己判断で治療している
- 治療薬が合っていない
- 検証する期間が短い
- 偽造薬を使用している
- AGAが進み過ぎている
AGA治療で効果が実感できていない場合は、上記であげた原因のいずれかが該当している可能性があるでしょう。
自己判断で治療している
自己判断でAGAの治療をおこなっていると、適正なAGA治療に比べて効果が出にくい傾向にあります。
たとえば、ドラッグストアや通販で入手できるAGA治療薬であるミノキシジルを購入して、自己判断でAGA治療を進めても効果は得られません。
ミノキシジルは毛根の血流を促進して発毛を促す作用のある外用薬ですが、単体でのAGA症状の改善効果は低いといえます。
AGA治療で一定の効果を出すためには、市販されていないプロペシア(フィナステリド)やザガーロ(デュタステリド)による薄毛の進行の抑制も必要となります。
また、AGA症状の進行具合や範囲などによって、処方されるAGA治療薬の種類や量も変わってくるでしょう。
AGA治療で一定の効果を出すためにも、自己判断で治療はおこなわず、AGAに関して専門的な知見を有した医師による診療が推奨されます。
治療薬が合っていない
AGA治療で効果が出ないときは、治療薬があっていない可能性があります。
AGA治療薬の処方では、それぞれ治療効果が異なるタイプの治療薬が症状の進行具合や範囲などの状況に応じて処方されるでしょう。
なお、AGA治療薬は、薄毛の進行を抑制するタイプや毛根の血流を改善して発毛を促進させるタイプまでさまざまです。
使用しているAGA治療薬が自身のAGAの症状にあっていないと、十分なAGA症状の改善効果が見込めません。
AGA治療で効果が出ないときは治療薬があっていない可能性を考慮して、AGA治療薬の変更や服用量の調整など最適なAGA治療薬の処方を目指して、かかりつけの医師に相談してみましょう。
検証する期間が短い
AGA治療で効果が出ないと判断する場合、AGA治療を検証している期間が短いケースがあげられます。
AGA治療は開始から数日で効果が出るわけではなく、効果を実感するまでに一定の期間を要します。
自身がAGA治療を開始してから症状の改善過程を検証していくうえで、短期間で改善しないからといって、効果が出ていないと決めつけてはいけません。
一定期間のAGA治療薬の服用により薄毛を引き起こす体質が改善し、これから実感できる変化が起こりはじめるところで、効果が出ないとやめるのはもったいないといえます。
AGA治療で効果が得られるまでには、少なくても3~6か月程度の期間を見積もっておきましょう。
治療薬の効果には、症状の進行具合や年齢、体質により個人差があると認識しておく必要があります。
偽造薬を使用している
AGA治療で効果が出ない原因に、気付かずに偽造薬を使用しているパターンがあります。
偽造薬は医師の処方によらず、自己判断で市販の治療薬によってAGA治療をおこなう場合に使用してしまいます。
市販されているAGA治療薬はミノキシジルのみとなり、国内ではプロペシアやザガーロは市販されておらず、入手できません。
しかし、海外製のジェネリック医薬品のなかには国内では入手できないプロペシアやザガーロを安価で入手できるケースがあります。
海外製の安価な治療薬には、偽造薬が多く出回っています。
国内で入手できないからといって、海外からの個人輸入をおこなうと効果のない偽造薬を購入するリスクが高まるでしょう。
偽造薬では、AGA症状に対する改善効果は見込めないため、服用しても効果は出ません。
AGAが進み過ぎている
AGAが進み過ぎている場合、AGA治療の効果が出にくい状況が考えられます。
AGAの進行具合や状態には個人差があるため、あまりにもAGAの症状が進行していると、通常の治療薬による症状の改善に要する期間が長くなる可能性があります。
したがって、AGA治療でなるべく長期間の治療をおこなわずに症状を改善したいときは、進行性であるAGAの症状が軽微なうちから治療をはじめるとよいでしょう。
また、AGA治療で服用している治療薬が、AGA症状の進行に適していない状況も想定されます。
あまりにも効果を実感できないときは、症状に適した治療薬が処方されているかチェックしましょう。
AGAの治療で悩んだ際のポイント

AGAの治療で効果が得られない原因が理解できても、AGA治療を続けていくか迷う場合はあります。
そこで本項では、AGAの治療をやめようと悩んだときのポイントを紹介します。
- 自身で目標を設定する
- 医師に相談してみる
自身で目標を設定する
AGA治療を受ける前にまずは、自身で目標を設定するとよいでしょう。
いつまで続くかわからない治療期間は終わりがみえない状態であり、治療の継続は困難です。
自身でAGA治療をおこなう期間を目標に設定すると、設定した期間までの治療が継続しやすくなるでしょう。
医師に相談してみる
AGAの治療をやめようか悩んだときは、医師への相談がおすすめです。
AGAの治療を続けていても効果が出ない場合は、さまざまな要因が考えられます。
効果が出ないからといって、勝手な判断でAGA治療をやめずに医師に相談しておけば、より効果的な治療法へ切り替えられる可能性があるでしょう。
思い切ってAGA治療をやめる決断をしていた場合でも、医師に相談してみるとやめるまでもない悩みだったケースが多い傾向にあります。
AGAの治療におすすめのクリニック3選!

AGAの治療をやめると生じる変化や効果が出ない原因など、AGA治療に関して深く理解できたところで、AGAの治療におすすめのクリニック3選を紹介します。
- AGAヘアクリニック
- AGAスキンクリニック
- 湘南美容クリニック
AGAヘアクリニック
AGAヘアクリニックは、副作用への手厚いアフターフォローが受けられるAGAの治療におすすめのクリニックです。
治療を受けた方の多くが発毛を実感している実績があります。
症状にあわせてさまざまな治療パターンが用意されているため、自身の状態にあった適切な治療が受けられるでしょう。
無料カウンセリングには、オンラインと通院の2種類があり、どちらも即日で受けられるスピーディーさを兼ね備えています。
発毛治療の費用は、平均して10,800~31,000円(税込)です。
無料カウンセリングでも十分な対応が受けられるため、AGA治療を受けるか迷っている方でも安心して相談できるでしょう。
AGAスキンクリニック
AGAスキンクリニックは、豊富な外来実績を誇るAGAの治療におすすめのクリニックです。
AGAスキンクリニックでは、オリジナル発毛薬から国内承認薬まで幅広いAGA治療薬のなかから、自身の症状に最適な治療薬の処方が受けられるでしょう。
効果を早めたい方や症状が進行している方に対しては、追加治療や効果的な発毛プランを、継続プランでお得に活用できる点は魅力的です。
ほかにも、のりかえ割や学割、雨の日特典、おかえり割、モニターなど数多くの割引特典を使用できます。
また、AGA治療への実績と自信から全額返金制度も用意されているため、安心してAGA治療に取り組める環境が整っているといえるでしょう。
湘南美容クリニック
湘南美容クリニックは、男性の美容医療に特化したAGAの治療におすすめのクリニックです。
湘南美容クリニックでは、初診から来院が不要のオンライン診療が受けられるため、状況によっては来院せずに診察と治療薬の受け取りが可能となるでしょう。
なお、医師によるカウンセリングや初診料は無料です。
全般的な治療にかかる費用も1か月に10,000円前後とリーズナブルで、全額返金保証制度も準備されているため、コスト面では活用しやすいクリニックといえます。
全国に100院以上も展開されている治療実績から、安心してAGA治療に取り組めるでしょう。
湘南美容クリニックは、来院せずにAGA治療を受けたい方やなるべく治療費をおさえたい方におすすめです。

AGA治療に関してよくある質問

AGAの初期症状は?
AGAの初期症状は毛質や毛量の変化でわかります。髪の毛が細くなってハリが減少したり、起床時に抜け毛が増えていたりなどの変化がAGAの初期症状です。
AGAは放置するとどんどん進行するため、なるべく早めに診察を受けて予防し進行を止めることが大切です。
AGA治療がどのくらいの期間になるのか?
AGA治療の効果が現れるまでの期間は個人差がありますが、一般的には6か月から1年ほどの期間が必要とされています。
治療を始めてすぐに効果が現れるものではなく、継続的な治療が重要です。治療を中断すると、有効成分が体内から流れ、元の薄毛や抜け毛の状態に戻る可能性があります。
AGAの治療には、明確なゴールを設定することが大切です。
薄毛の進行を止める、毛髪の成長を促進するなど、症状に応じた目標を立て、医師とよく相談しながら治療を進めましょう。
対面診療との違いは?オンライン診療の流れは?
対面診療とオンライン診療の違いは、診察場所と薬の受け取り方です。対面診療では、病院に通って医師と直接話し、処方された薬を病院で受け取ります。
一方、オンライン診療では、スマホやPCを使って自宅から診察を受け、処方された薬を自宅配送、コンビニなどで受け取りが可能です。
治療内容や効果に大きな違いはありませんが、オンライン診療の方が通院の手間や費用を節約できるというメリットがあります。
オンライン診療は、次のような流れでおこないます。
- 予約
- カウンセリング・診察
- 診察代・薬代を支払う
- 薬・処方箋の配送
- 治療開始
ただし、メソセラピーや植毛などの外科的治療は対面診療が必須になるため、まずはカウンセリングで医師と相談してみましょう。
各クリニックの紹介はあるけど、結局どこが1番安いの?
どのクリニックが1番安いかは、治療目的や薬の組み合わせなどによって変動します。
たとえば、予防治療であれば、クリニックフォアの初回割キャンペーンで初月0円、発毛治療であれば、AGAオンクリのパッケージプランBが初月0円と安価で始められます。
しかし、治療は症状に応じて医師が提案するため、必ずしも一番安価な方法が自身にあっているとは限りません。
安さだけで選んでしまうと、治療が自身にあわず、十分な効果を得られなかったり、追加の治療で結果的に費用が高くなったりすることもあります。
そのため、複数のクリニックでカウンセリングを受けて、自身に合った治療と費用の総額を比較することが大切です。
まとめ

AGA治療は進行性で完治しない脱毛症のため、AGA治療をやめると薄毛が再び進行してしまいます。
AGA治療をやめる方の多くは、効果が実感できなかったり、終わりのない治療に疲れたりする原因でやめる場合が多くみられます。
しかし、効果が出ない原因を理解して、AGA治療の期間の設定や医師への相談などをおこなえば、治療の途中でやめる状況は防げるでしょう。
もしも、AGA治療で高い効果を実感したい場合は、紹介したクリニックでのAGA治療がおすすめです。
AGA治療をやめずに一定の効果を実感するために、本記事の内容をぜひ参考にしてみてください。