近年、無理なく痩せられるGLP-1ダイエットが話題です。過酷なダイエットは食事制限や激しい運動など苦境を強いられるうえに、結果が出るまでに時間がかかります。
また、心身への負荷も多いため、ストレスに耐えられず何度も失敗した経験もあるでしょう。ダイエットは一大決心して取り組んでも食事制限や運動習慣が継続できず、なかなか結果に結びつかないものです。
GLP-1ダイエットには、食事制限や激しい運動を取り入れなくても痩せられる効果が期待できます。痩せホルモンといわれるGLP-1ダイエットを活用して、楽しみながらダイエットに取り組んでいきましょう。
GLP-1ダイエットとは?

GLP-1ダイエットとは、GLP-1と呼ばれる小腸から分泌されるホルモンの効果を利用するダイエットのことです。
GLP-1には、食欲抑制効果や内臓脂肪の燃焼を促進する効果があり、主に注射器によって体内に投与します。注射器による投与は、初回は美容クリニックで実施するものの、基本は自己投与となるでしょう。
GLP-1は4種類の薬(ビクトーザ、サクセンダ、リベルサス、オゼンピック)に分けられ、効果が高いとされるサクセンダが使用されることが多い傾向にあります。
そもそもGLP-1とは?
GLP-1とは、正式名称をグルカゴン様ペプチド-1といい、小腸から分泌されるインクレチンの一種で、別名痩せホルモンとも呼ばれています。
GLP-1は小腸から分泌されると、膵臓に働きかけてインスリンの分泌を促し、体内の血糖値を下げる作用があります。体内の血糖値コントロールに効果を発揮するため、GLP-1はもともとダイエット目的ではなく、2型糖尿病の治療薬として使用されていました。
しかし、GLP-1には血糖値コントロール以外にも、食欲抑制や脂肪燃焼などさまざまな作用があります。結果、2型糖尿病の治療以外の効果も期待できるとして、アメリカやヨーロッパなどを起源にダイエット目的で用いられるようになりました。
GLP-1ダイエットのメカニズム
GLP-1ダイエットは、GLP-1が人体にもたらすさまざまな効果を利用するダイエット方法です。GLP-1は、インスリンの分泌を促進させるばかりではなく、脳や胃、小腸へアプローチしてあらゆる視点でのダイエット効果が期待できるでしょう。
脳へのアプローチでは食欲中枢へ働きかけ、胃と小腸に対しては、消化を穏やかにするよう働きかけます。GLP-1を体内に投与すると、体内の血糖値が上昇したときにインスリンの分泌が促されます。
そして、脳への食欲抑制、胃と小腸への消化抑制などのアプローチにより、食事の量が減り、少量の食事でも満腹感が発生するでしょう。同時に体内の脂肪を燃焼させ、エネルギーに変換する作用を促すため、さらに効率よくダイエット効果が得られます。
GLP-1ダイエットの効果

GLP-1のダイエットに期待できる効果には、体内の血糖値が高くなったときにインスリンの分泌を促すほか、次の効果が認められています。
- インスリンの分泌促進による血糖値コントロール
- 胃や腸の働きを緩やかにして満腹感を持続
- 熱生産と脂肪分解の促進による内臓脂肪の燃焼
- 脳の食欲中枢への働きかけによる食欲の抑制
GLP-1の効果のなかで糖尿病の症状改善が見込める血糖値コントロール以外は、ダイエットに対する効果が高いといえるでしょう。
体重減少効果の科学的根拠
GLP-1の肥満解消への効果は科学的にも証明されており、アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)から4種類あるGLP-1のうち、サクセンダが肥満治療薬として承認を受けています。
アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)での承認は、GLP-1には肥満解消効果があるばかりではなく、依存性や耐性など使用基準にも問題がないことを意味しています。
ただし、日本では糖尿病の治療薬として扱われているのみで、肥満治療薬での使用は認められていません。使用の際は、個人における海外からの入手は避け、美容クリニックで専門の医師による指示のもと使用するようにしましょう。
GLP-1ダイエットの効果が現れる時期
GLP-1ダイエットは、早ければ約2週間で効果が現れます。個人差にもよりますが、2週間で効果が出はじめたら、1か月後には3kg前後の減量が見込めるでしょう。
さらに治療を継続した場合、2~3か月後には、体重の5~10%の減量を達成できるケースが多い傾向にあります。
なお、GLP-1における効果の目安は、毎日欠かさず続けた場合の効果になります。途中で治療を止めると、GLP-1投与前の食事量に戻り、思ったような減量効果は得られなくなるため気をつけてください。
また、治療の中断により効果が弱まるばかりか、リバウンドの可能性もあるでしょう。
1か月間で減量してもよいのは体重の5%まで
治療開始から1か月で効果が現れるGLP-1ダイエットですが、あまり急激に体重を減らし過ぎるのはよくありません。GLP-1ダイエットに限らず、ダイエットに取り組む際に減量する目安は、1か月間で体重の5%までといわれています。
理由は、人体が生命に危機を感じるときの減量の目安が、1か月に体重の5%となっているためです。
また、短期間の無理な減量によって減少しているのは、生命活動に必要な筋肉や水分などであり、肝心な脂肪は燃焼していません。急な減量により人体が生命に危機を感じると、体重を戻そうとする力が働いてリバウンドしやすくなるでしょう。
GLP-1ダイエットのメリット

優れたダイエット効果ばかりではなく、ほかにもさまざまな恩恵が期待できるGLP-1ダイエットには、次のメリットがあります。
順に解説していきます。
食欲が抑えられる
GLP-1ダイエットでは、食欲が抑えられるメリットがあります。食欲が抑えられる理由は、GLP-1の作用である脳の食欲中枢への働きかけや消化抑制作用によるものです。
GLP-1の2つの作用が相まって、空腹感を感じなくなるばかりか、わずかな食事量でも体内での消化にじっくりと時間をかける状態になります。
結果的に食欲が抑えられ、食べ過ぎによる体重増加が防げるでしょう。食べ過ぎにより食事制限ができず、なかなか痩せられない場合は、大きな効果が期待できるメリットといえます。
安全性が高い
GLP-1ダイエットには、安全性が認められています。日本では2型糖尿病向けにしか認可がおりていないものの、使用に関して認可がおりているのは、安全性が高いからにほかなりません。
また、アメリカ食品医薬局(FDA)やヨーロッパ医薬品許可当局(EMA)では、肥満治療薬として認められています。承認されている各機関は日本での厚生労働省にあたる公的機関です。
したがって、承認にいたる各種検査では規定以上の水準を満たしており、人体への一定の安全性が担保されていると判断できるでしょう。
生活習慣予防につながる
GLP-1ダイエットに取り組めば、ダイエット効果が得られるばかりでなく、生活習慣予防にもつながります。
高血圧や糖尿病などの生活習慣病は、運動不足や肥満が引き金になる場合があります。GLP-1の効果により、内臓脂肪が燃焼すると基礎代謝が高まり、生活習慣病の予防、改善へとつながるでしょう。
また、GLP-1は適度に血糖値が上がったタイミングでインスリンの分泌を促し、血糖値の急上昇を防ぐ作用があります。
しかし、GLP-1が少ないとインスリン分泌前に血糖値の急上昇が起こる可能性があります。体内の血糖値急上昇に反応してインスリンがあとから大量に発生すると、ブドウ糖が脂肪に変化しやすい状態になりかねません。
そうなると、糖尿病を発症しやすい状態となり、結果的に肥満にも直結します。生活習慣病の原因となる高血糖状態の解消や肥満改善効果が期待できるLP-1を摂取すれば、生活習慣病のリスク低減につながるでしょう。
他のダイエットよりストレスが少ない
GLP-1ダイエットでは、他のダイエットに比べてストレスを受けません。
通常、ダイエットには何かしらのストレスがつきものです。ストレスには、食事制限に伴う空腹や激しい運動による疲労の蓄積など数多くの要因があげられます。また、食べたいものを満足に食べられないのもストレスになります。
しかし、GLP-1ダイエットは少量の食事でも空腹感が発生しないばかりか、激しい運動の必要もないため、他のダイエットよりストレスは溜まらないでしょう。GLP-1ダイエットは、食べたいものを食べられないストレスとは無縁のダイエットです。
GLP-1ダイエットの副作用やリスク

GLP-1ダイエットには素晴らしいメリットがありますが、体質によっては副作用が発生する可能性もあります。主な副作用は、次のとおりです。
GLP-1ダイエットの副作用は必ず発生するものではなく、体質によって発生する場合があることを、理解しておいてください。
胃腸の不調
GLP-1ダイエットでは、胃腸の不調から、さまざまな症状が発生する可能性があります。
胃腸の不調に起因する主な副作用の症状には、胃の不快感、吐き気、便秘、下痢があげられます。発症時期は治療を開始した初期頃に見られる事例が多く、人によっては症状に頭痛や嘔吐、疲労感などを引き起こす場合もあるでしょう。
胃腸の不調に伴う副作用が見られるのは、体がGLP-1に慣れていない可能性があります。また、消化抑制状態の中、食事量を減らせていない原因も考えられます。
症状は時期が経過すれば落ち着いてくるものの、食事量を調整したり、食事メニューから高脂肪食を減らしたり対策をとれば、症状を緩和できるでしょう。
注射箇所の痛みや赤み
GLP-1は、注射箇所に痛みや赤みを引き起こす可能性があります。GLP-1の注射針自体は、予防接種や採血に使われる注射針よりも細い仕様となります。痛みを感じるケースはゼロではありませんが、割合的に痛みを感じるケースは少ないでしょう。
また、注射箇所に赤みや腫れが生じたり、内出血が起こったりする場合がありますが、時間の経過とともに症状は治まる傾向にあります。どうしても腫れや赤みが気になる場合は、かかりつけの医師に相談しましょう。
低血糖
GLP-1ダイエットで発生リスクのある副作用に、低血糖があげられます。低血糖は、血糖値が下がり過ぎた状態をいいます。
GLP-1には血糖値を下げる効果がありますが、効果が機能するのは血糖値が高くなった場合のみです。血糖値が高くない状態では、血糖値を下げる作用は機能しないため、低血糖の発生に直接的な因果関係はないでしょう。
しかし、食欲抑制効果により食事量が少なくなると、体内が低血糖になる場合があるため注意が必要です。低血糖の症状には、動悸、けいれん、冷や汗、手足の震え、意識障がいがあります。
自覚症状があり、血糖値が下がっていると感じたら、糖分を多く含んだ飲食物(キャディーや清涼飲料水など)を摂取しましょう。

GLP-1ダイエットの流れ

GLP-1ダイエットはGLP-1を自己投与するダイエットですが、すべてが自己投与で完結できるダイエットではありません。
専門の知識を有する医師の監督のもと、健康面や予算面など不安に配慮しながら進めていきます。GLP-1ダイエットの主な流れは、次のとおりです。
1:美容クリニックで医師からカウンセリングを受ける
まずは、GLP-1ダイエットに取り組むにあたり、美容クリニックで医師による診察とカウンセリングを受けましょう。診察をとおして、普段の健康状態がチェックされ、GLP-1の投与に問題がないかどうかの診察が実施されます。
また、カウンセリングはGLP-1の効果や副作用の説明をはじめ、あわせて予算に関する説明もしてもらえます。GLP-1ダイエットに取り組むうえでの心配事や確認しておきたい事項があれば、カウンセリングを利用して、解消しておきましょう。
場合によっては、診察とカウンセリングのほかに血液検査を実施するクリニックもあります。
2:GLP-1ダイエットの薬剤や注射器具の投与
診察とカウンセリングが終わり、GLP-1ダイエットに支障がなければ、薬剤や注射器具を使った自己投与に向けた説明を受けます。
薬剤や注射器具の取り扱いが理解できたところで、医師のレクチャーを受けながら、初回のGLP-1の自己投与を実施していきます。初回の自己投与以降は1週間程度の経過観察をはさんだあと、受診したクリニックで体調に問題がないかの診察を受けましょう。
再診の際、GLP-1投与の初期に起こりやすい胃腸の不調による副作用があれば、担当医師に相談し、GLP-1ダイエットの継続の指示を仰ぐようにします。体調に異常がないようであれば、通院も不要となり、自己投与を継続する流れとなるでしょう。
GLP-1ダイエットの効果的な食事

GLP-1ダイエットでは、食事量が少なくなるからといって好みのものばかり食べていると、効果を下げてしまう場合があります。一方で、痩せホルモンであるGLP-1の効果を高める食品を摂れば、ダイエットの成功率が上がるばかりか、太りにくい体質も手に入るでしょう。
GLP-1ダイエットの効果的な食事は、次のとおりです。
それぞれの食品がGLP-1ダイエットの効果を高める理由と、具体的な食品を紹介します。
食物繊維が多い食事
食物繊維が多い食事は、GLP-1ダイエットの効果を高めるうえで欠かせません。食物繊維は小腸では吸収されないため、小腸内の老廃物を除去する掃除役として機能します。
GLP-1の効果により腸内での食べ物の滞在率が長いため、小腸内の環境はなるべく綺麗に保つ必要があります。小腸内が食物繊維により綺麗に保たれれば、少ない食事量でも、しっかりと必要な栄養素を吸収できる腸内環境が作られるでしょう。
また、食物繊維には便のかさ増し効果もあり、排便を促し便秘を解消する効果もあります。GLP-1ダイエットに取り組むうえで、日常的な食物繊維摂取によるサポートは大切です。食物繊維が多く含まれる食品には、玄米、ごぼう、納豆、さつまいも、ひじき、かぼちゃがあげられます。
乳酸菌が多い食事
GLP-1ダイエットの効果を高めるためには、乳酸菌が多い食事を心掛けましょう。
痩せホルモンと呼ばれるGLP-1は小腸で分泌されます。乳酸菌により腸内環境を整えておけば、GLP-1の正常な分泌を促し、ダイエット効果がより一層高まります。
食物繊維で腸内の掃除が済んだら、乳酸菌を多く含んだ食品も積極的に摂取しましょう。乳酸菌は植物性乳酸菌と動物性乳酸菌に分けられます。食事から取り入れる際は偏りをなくし、それぞれの乳酸菌のバランスのよい摂取が推奨されています。
なお、植物性乳酸菌を多く含む食品には、納豆、みそ、漬物があり、動物性乳酸菌を多く含む食品には、チーズやヨーグルトなどの乳製品があげられるでしょう。
GLP-1ダイエットが適さない方

GLP-1ダイエットは、誰もが実践できるダイエット方法ではありません。それぞれの体の状態によっては、GLP-1の使用に適さない方がいます。
GLP-1ダイエットに適さない方は、次のとおりです。
順に解説していきます。
糖尿病治療中の方
糖尿病治療中の方は、GLP-1ダイエットは控えた方がよいでしょう。すでに、糖尿病治療薬としてGLP-1を服用している可能性があるためです。
糖尿病治療中の場合はダイエットよりも、まずは、健康的な食生活や運動など生活習慣の改善を最優先とします。あわせて、治療により血糖値を正常値にコントロールし続けなければなりません。
糖尿病は慢性的なインスリン作用不足が続くため、GLP-1ダイエットに取り組んでいる状況ではないといえるでしょう。
肥満でない方
GLP-1ダイエットに適さない方に、肥満でない方があげられます。なかでも、痩せすぎている方がGLP-1ダイエットに取り組むのは健康を害するリスクを伴うでしょう。
肥満でなく痩せている方がGLP-1ダイエットに取り組むと、ただでさえ体重が少ないうえに食事量が減ってしまうため、低体重になりかねません。
低体重は低血圧や低体温、便秘の症状を引き起こすばかりでなく、集中力や仕事の生産性も低下させます。もともと肥満ではなくダイエットの必要がない場合、無理にGLP-1を使って体重を落とさないように気を付けましょう。
GLP-1ダイエットの注意点

GLP-1ダイエットには、効果を高めるために注意しておくべきポイントがあります。次に紹介する注意点を意識してGLP-1ダイエットに取り組めば、より高い効果が得られるでしょう。
順に解説していきます。
決まった時間に自己注射する
GLP-1を注射する際は、決まった時間に打つようにしましょう。GLP-1ダイエットでは、基本的に1日1回の自己注射のみで済みます。
また、自己注射には場所も時間も要しません。スケジュールが多少忙しくても隙間時間で、完結できます。
注射を打つタイミングに決まりはありませんが、食事のタイミングが決まっているように同じ時間に打てば、生活リズムになじむのも早くなります。生活リズムになじむと体への定着もしやすく、GLP-1の効果が高まるでしょう。
一方で、1日ごとに自己注射のタイミングが違うと、GLP-1の体へ定着が困難になり、副作用の発症につながる可能性が高まるため注意が必要です。副作用の発症リスクを抑えるためにもGLP-1の自己注射は、なるべく決まった時間におこないましょう。
激しい運動ではなく有酸素運動をする
GLP-1ダイエットでは、激しい運動を取り入れないようにしましょう。筋肉トレーニングやスプリントなどの無酸素運動は、血糖値を下げる原因になります。
GLP-1には、上昇した血糖値を下げる効果があるため、GLP-1ダイエットで血糖値が下がった状態で無酸素運動をおこなうと、さらなる低血糖状態にもなりかねません。
GLP-1ダイエットには、無酸素運動よりも血糖値を下げ過ぎない有酸素運動が適しています。血糖値を下げ過ぎないためにも、ウォーキングや軽度のランニングなどの有酸素運動をおこなうようにしましょう。
また、有酸素運動には代謝アップや心肺機能の向上など、ダイエットを後押しするさまざまな効果が期待でき、健康的に痩せ体質へと変化できます。
過度な飲酒を避ける
GLP-1ダイエット中は、過度な飲酒は避けなければいけません。過度な飲酒は、膵臓に大きな負担をかけます。
GLP-1が分泌を促進するインスリンは膵臓から分泌されるため、飲酒により膵臓の機能が損なわれると、GLP-1によるインスリン分泌効果も下がってしまうでしょう。
過度な飲酒は膵臓のみならず、肝臓や胃腸の健康も害します。さらに、糖質が多いお酒の場合は、ダイエットを阻む要因にもつながります。GLP-1ダイエットに取り組んでいるときの飲酒は、糖質を抑えた酒類を選び、適量をたしなむ程度にしておきましょう。

GLP-1ダイエットに関するよくある質問

最後に、GLP-1ダイエットに関して、よくある質問を紹介します。
順に解説していきます。
GLP-1ダイエットの治療中に痛みはありますか?
GLP-1ダイエットに痛みはありません。注射器に使われている注射針は、予防接種や採血に使われている注射針よりも細いため、痛みは大抵感じないでしょう。
ただし、注射部位によっては痛みを感じる可能性があります。その場合、痛みを感じる注射部位を避ける、もしくは、かかりつけの医師に相談するようにします。
GLP-1ダイエットは保険適用になりますか?
GLP-1ダイエットは保険適用にはなりません。
日本では厚生労働省により、GLP-1がダイエット目的での治療薬に承認されていないためです。GLP-1が治療薬として保険が適用されるのは、糖尿病の治療に使った場合のみとなります。
したがって、GLP-1ダイエットにかかる治療費は肥満治療目的にあたるため、全額自己負担となるでしょう。
GLP-1ダイエットはリバウンドしますか?
GLP-1ダイエットでは、食欲を抑制して少しずつ減量していくため、リバウンドする可能性は低いです。
リバウンドは、急激なダイエットにより体が生命の危機を感じたときに、元の体重へ戻そうとする作用によって起こります。GLP-1ダイエットは、意識的に食事制限をしているわけではなく、自然に食事量が減っているにすぎません。
また、効果が出る頃には、少量での食事習慣がしっかりと体に染み付いています。ストレスも少ないため、減量したあとにダイエットの反動でリバウンドはしないでしょう。
まとめ

GLP-1ダイエットの効果には、血糖値コントロールをはじめ、食欲の抑制や脂肪燃焼などの優れた効果が数多くあります。
まさに、心身ともにストレスなく減量できるダイエット方法といえます。厳しい食事制限や無理な運動によるダイエットでは、なかなか継続できず結果に結びつかないものです。
その点、GLP-1ダイエットはやり方が簡単で継続しやすいため、これまでのダイエットで何度も挫折した経験があっても、一定の効果を出せるでしょう。
健康的に理想の体を手に入れたい場合は、GLP-1ダイエットを取り入れてみてください。
※本記事の情報は2023年3月時点のものです。
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