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【初心者必見】資産運用におすすめの方法5選!資産運用のメリットから注意点まで解説

「資産運用しないと老後が厳しいらしいけど、何からはじめればよいのかわからない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

また、早期退職(FIRE)を目指して、資産を増やしたいと考えている方もいるでしょう。

しかし「預金以外の方法でお金を増やしたことがない」「投資は損するかもしれない」などの不安により、なかなか資産運用に踏み出せない方も多く見られます。

本記事では、初心者でもはじめられるおすすめの資産運用を5つ紹介します。

記事を読めば資産運用をはじめるうえでの注意点や、年代別のおすすめ資産運用についてもわかるため、これから老後に向けてお金を増やしたい方は必見です。

目次

コツを掴んで上手に資産運用しよう

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はじめに、資産運用はなぜ必要なのか、近年資産運用が重要視されている理由は何かについて解説します。

「そもそも資産運用は本当に必要なのか」と疑問を抱いている方は、ぜひ参考にしてください。

そもそも資産運用とは?

資産運用は手持ちの資産を投資し、利益を上げて資産を増やすことです。

具体的な例は次のとおりです。

  • ・株に投資し、価値が上昇したあと売却して値上がり益を取得する
  • ・株を保有している際に得られる配当で利益を得る

銀行に預け入れをする普通預金も、利息で利益を得られるため資産運用の一つです。

ただ大手銀行の利息は0.001%程度であり、預金の利益による資産の増加はほぼありません。

そのため効率的に資産を増やすためには、株式や債券、不動産などに投資して資産を増やす必要があります。

今資産運用が必要なわけ

資産運用の必要性が話題になっている主な原因は、老後の資産問題にあります。

2019年に金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」で公表された資産の中に、「老後20〜30年で約2,000万円が不足する」と受け取れるデータがあり、ニュースやSNSで話題となりました。

「人生100年時代」と言われる現代では老後の暮らしに年金のみでは足りず、老後に向けて資産運用が必要ではないか、との意識が広まりはじめています。

そのため、ある程度のリスクを踏まえても、資産運用をしてお金を増やしたい、お金を増やす方法はないかと興味を抱く方が増えています。

さまざまな資産運用方法

主な資産運用の方法は次のとおりです。

  • ・預金
  • ・債券
  • ・投資信託
  • ・ETF
  • ・つみたてNISA(積立NISA)
  • ・iDeCo
  • ・企業型確定拠出年金
  • ・不動産投資
  • ・REIT(不動産投資信託)

資産を大きく増やす方法には、株式投資や不動産投資などが挙げられます。

なかでも近年利用者が増えているのは、投資知識がなくてもはじめられるうえ、手間もかからない投資信託です。

投資信託とは、投資のプロに株式の運用を代行してもらい、儲けた分の成果で収益を得る投資方法です。

投資の運用益が非課税になるつみたてNISAや、節税効果のある個人型年金iDeCoなども、効率的な資産運用として活用する方が増加しています。

資産運用をおこなうメリット

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資産運用には次のメリットがあります。

  • ・貯金のみでは形成できない資産を得られる
  • ・お金の価値の目減りを防ぐことができる
  • ・低リスク・少額からでもはじめられる

「資産運用は本当に必要なのか」と疑問を抱いている方は、一度確認してみてください。

貯金のみでは形成できない資産を得られる

資産運用をはじめると、貯金のみでは形成できない資産を得られます。

銀行の普通預金や定期預金にお金を預け入れる貯金では、資産は大幅に増えません。

大手の銀行(メガバンク)の場合、普通預金の利息は0.001%程度、定期預金でも0.002%程度です。普通預金で100万円預けたとしても、年間で10円(源泉分離課税されるので実際には8円程度)しか利息を得られません。

一方、株式や不動産に投資をすれば運用次第で大きな利益を獲得できます。

自身が働いていない間もお金を増やせる不労所得を得られるため、資産を効率的に増やしたい方は貯金以外の資産運用をはじめてみましょう。

お金の価値の目減りを防ぐことができる

株式や不動産を保有して資産運用すると、お金の価値の目減りを防げます。

保有している資産がお金のみの場合、インフレが起きた際にティッシュペーパーや食料品などの日常に必要なものを購入できず、生活に困窮する可能性があります。

インフレとはインフレーションの略称で、物の価値が上昇し、お金の価値が低下する状況のことです。たとえば200円で購入できていた卵の料金が1,000円になるような状況を指します。

しかし資産運用でお金以外の資産を保有しておくと、インフレの影響をある程度抑えられます。

株式や債券、ゴールドなどに投資しておくと、万が一の際にその時の価値基準のお金に変えられるためです。

お金の価値が目減りするリスクに備えたい方は、お金以外の資産を運用しておきましょう。

低リスク・少額からでもはじめられる

資産運用は低リスク、少額からでも十分はじめられます。

「株や不動産は数百万円ないとできないのでは」と考えている方もいるかもしれませんが、近年では少額から投資でき、少ないリスクではじめられる投資が増えています。

  • ・投資信託:100円〜の積立ではじめられる
  • ・ポイント投資:ポイントで資産を増やせる
  • ・REIT(不動産投資信託):1万円程度から不動産投資をはじめられる

運用がうまくいかない場合でもリスクの少ない投資もあるため、資産運用をはじめてみたい方は少額から可能な投資信託やポイント投資を試してみましょう。

資産運用のデメリット

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資産運用をするうえでのデメリットは次のとおりです。

  • ・知識がないと難しく感じる
  • ・資産運用にはリスク・損失が伴う

低リスクではじめられる資産運用があるとはいえ、デメリットには気を付けておかなければなりません。

詳しく解説するので、資産運用をはじめてみたい方は確認しておきましょう。

知識がないと難しく感じる

株式や不動産投資などの資産運用は、知識がないと運用が難しいです。

どのような銘柄を選べばよいか、どのタイミングで売買や貸付すればよいかなど、専門的な知識が必要になります。

しかし、近年では投資のプロに運用を委託する投資信託や不動産投資信託(REIT)など、投資知識がなくてもはじめられる資産運用が増加中です。

まずは知識がなくてもはじめやすい投資信託から資産運用をはじめ、少しずつ知識を得てから自身の手で運用する方法もあります。

資産運用にはリスク・損失が伴う

銀行への預金以外の資産運用には、基本的に元本割れのリスクが存在します。

元本割れとは、投資した株式や不動産の価値が落ちた際に、金融商品の価値が投資した金額を下回ることです。かけたお金よりも価値が落ちない保証を元本保証と呼びます。

ただし資産運用をするうえで、基本的にリスクは避けて通れません。資産を拡大化するためには、ある程度リスクを受け入れる必要があります。

近年では少額からはじめられる投資も増えているため、少ないリスクで資産を増やすことも可能です。

次の項目からは、リスクが低く初心者にもおすすめな資産運用方法を紹介するので、リスク、損失をできるだけ回避したい方はぜひ参考にしてみてください。

【初心者向け】おすすめの資産運用方法5選

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初心者におすすめの資産運用方法は次の5つです。

  • ・つみたてNISA
  • ・iDeCo
  • ・投資信託
  • ・ポイント投資
  • ・REIT

どのような資産運用なのか、なぜ初心者におすすめなのかを詳しく解説します。

つみたてNISA

つみたてNISA(積立NISA)は、投資をして得られた運用益が非課税になる優遇制度です。

NISA口座を作成して投資銘柄を選び、運用するとその口座では最大20年間税金がかかりません。

本来株式を運用して得た利益は、20.315%の税金がかかります。

つみたてNISAは投資に馴染みのない方、幅広い年代を対象とした制度であり、選べる銘柄は金融庁が選んだ低コスト、長期運用を前提とした銘柄に限定されています。

SBI証券や楽天証券などの大手のネット証券であれば、100円(税込)と少額からはじめられる点もメリットです。

ただしあくまで投資のため、元本割れを起こす可能性はあります。

資産運用で投資をはじめてみたい方は、一定額まで税金がかからないお得な制度、つみたてNISAを活用しましょう。

iDeCo

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、個人で運用できる私的年金制度の一つです。

メリットは、投資した金額が所得控除の対象となり、税金が安くなる点です。運用益に税金がかからなくなる利点もあります。

ただしつみたてNISAとは異なり、原則60歳までは資産を引き出せません。そのため、今すぐ資産を増やしたい方には向いていない制度といえます。

老後に向けた年金の上乗せを目的としたiDeCoは、会社員より年金額が手薄な自営業者の方にとくにおすすめできる制度です。

投資信託

投資信託とは、投資に詳しいプロに資金を預けて投資を代行してもらい、儲けた利益を得る手法です。

専門家が運用するため、投資の知識がなくても資産を増やせます。手間がかからず、隙間時間で資産運用できるのも大きな利点です。

ただし購入する銘柄に関しては、利益が見込めるものを選ばなければなりません。また、運用を代行してもらう間は手数料(信託報酬)が必要です。

信託報酬は1%以上の費用がかかるファンドもあれば、0.1%以下で運用できるファンドも存在します。

リスクを分散したい方は世界中の国に投資できる「全世界株式」、成長性の高い米国に投資して利益を上げたい方は「全米株式」「S&P500」などがおすすめです。

低リスクで手間をかけずに資産を運用したい方は、投資のプロに運用をおまかせできる投資信託をはじめてみましょう。

ポイント投資

ポイント投資とは、その名のとおりポイントを利用して投資をする方法です。

一部の証券会社では、ポイントで投資信託や株式を購入できます。

  • ・楽天証券
  • ・SBI証券
  • ・auカブコム証券

ポイントで投資をすれば、資産の損失を回避しつつ資産を増やせます。投資の経験にもなるため、これから株取引をはじめたいと考えている方に最適です。

注意点は、元手がポイントの関係で大きくは稼げないことです。また「楽天証券では楽天ポイントしか利用不可」のように、特定のポイントしか利用できません。

投資の知識を実際に株式を運用しながら習得していきたい方は、投資入門としてポイント投資を検討しましょう。

REIT

REIT(不動産投資信託)は、間接的な不動産オーナーとなり、利益を得る投資手法です。

投資信託と同様に資金を提供し、集められた資金で不動産を運用して得た収益が分配されます。

数百万、数千万円の資金が必要な不動産投資を、数万円程度ではじめられる点がREITの大きなメリットです。

用途の異なる不動産を組み合わせて投資すれば、分散効果で損失発生時のリスク軽減も見込めます。

ただし株式とは異なり実体の不動産があるため、地震や火災などの自然災害の影響を受けやすいデメリットもあります。

インフレに備えて不動産を保有しておきたい方、利回りの高い金融商品を運用してみたい方におすすめの方法です。

【年代別】おすすめの資産運用方法

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その他のおすすめ資産運用方法を年代別に紹介します。

  • ・【20代】企業型確定拠出年金
  • ・【30代】不動産投資
  • ・【40代以降】ETF

資産運用に興味のある方は、これから紹介する方法も検討してみましょう。

【20代】企業型確定拠出年金

企業型確定拠出年金とは、企業に属する会社員が利用できる年金制度です。

金融商品を選択し、掛金を毎月積み立てて運用をおこないます。

iDeCoと同じく運用益は非課税になるうえ、所得控除の対象にもなるため、税負担の軽減が可能です。

デメリットには60歳まで現金化できない、元本割れのリスクがあるなどが挙げられます。

老後に向けて資産を用意しておきたい会社員の方は、税金が優遇される企業型確定拠出年金を利用しましょう。

【30代】不動産投資

不動産投資は、宅地や建物などの不動産を購入し、他人に貸し与えて利益を得る方法です。

生活に不可欠な住居や建物で収入を得るため、安定した利益を期待できます。株式や債券とは異なり、実物があり急になくならない点もメリットです。

ただし不動産投資をはじめるためには、数百万、数千万円の資金が必要となります。形のある資産なため、維持費がかかる点にも注意が必要です。

不動産は保有しているだけでも固定資産税という税金がかかります。建物を管理する管理費用や、老朽化した際の修繕費などもかかるケースがあります。

不動産投資を少額からはじめたい方は、REIT(不動産投資信託)や不動産投資型クラウドファンディングなど、数万円で投資できる方法から試してみましょう。

【40代以降】ETF

ETFとは、証券取引所の上場している銘柄に投資する投資信託の一種です。

取引所で売買が可能なため、一般的な投資信託とは異なりリアルタイムでの取引ができます。

注意点は分配金が自動で再投資されないため、自身で分配金を受け取るか再投資するか選ぶ必要があることです。

一般的な投資信託より自由度が高く、手数料を抑えて運用できるETFは、中級者以上の投資家におすすめの方法です。

資産運用をはじめる際の注意点・ポイント

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資産運用をはじめるうえでの主な注意点やポイントを紹介します。

  • ・なるべく分散投資を心がける
  • ・早くはじめることで将来のリターンが増える
  • ・長期運用が重要

リスクを避けて資産を効率的に増やしたい方は、ぜひチェックしてみましょう。

なるべく分散投資を心がける

資産運用では、なるべく分散投資を心がけることが大切です。

分散投資とは、一つの銘柄や商品に集中投資せず、さまざまな方法や地域に投資してリスクを分散する手法を指します。

なぜ分散投資する必要があるのかというと、集中投資すると投資先の金融商品の価値が下がったときに大きな損失が出るためです。

そこで分散投資しておけば、一つの金融商品の価値が暴落した場合もリスクを軽減できます。

具体的な分散方法は次のとおりです。

  • ・お金の他に株式、債券などを保有する
  • ・換金性の高い不動産やゴールドに投資する
  • ・投資信託で多数の国に投資する銘柄や数百、数千の銘柄に投資するファンドを選ぶ

異なる金融商品を保有したり、投資先を分散したりしておくと、金融商品の価値が暴落した際も対処しやすくなります。

早くはじめることで将来のリターンが増える

資産運用をするのであれば、早めにはじめた方が将来高いリターンを期待できます。

資産運用において強い味方となるのは時間です。時間をかけて運用した方が、複利の力で資産は増えていきます。

複利とは、投資をして得た利息にも利息がつくことです。運用して得た利益を再投資すると元手にも利息がつくため、利息の分さらに資産が増加します。

安定した銘柄に投資すると、低リスクな反面短期的には大きな利益は得られません。しかし長期的に運用すると、利息の分を加えて収益はさらに増えていきます。

将来に向けて貯蓄をしたい方は、少額でもよいので早めに資産運用をはじめてみましょう。

長期運用が重要

老後に向けて資産運用をはじめる場合は、長期運用が前提です。

そのため、長期運用を心がけて資産運用の方法を選びましょう。

短期運用で資産を大きくしようとすると、大きなリターンが期待できるものの、リスクも大きくなります。

一方、長期運用を前提にすると、一時的に金融商品が値下がりしても、最終的にはプラスに落ち着きやすい傾向にあります。

短期運用は長期の資産運用には不向きなため、長い目で資産を形成したい方は、つみたてNISA(積立NISA)やiDeCoなどの長期運用を前提とした制度を活用しましょう。

資産運用のおすすめに関するよくある質問

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資産運用に関してよくある質問を紹介します。

これから資産運用をはじめる予定の方は、確認してみましょう。

資産運用はいくらから始められる?

資産運用は投資信託であれば毎月100円(税込)から、ポイント投資なら0円からはじめられます。

ただし投資信託の最低積立額は証券会社により異なります。

コストを抑えて少額から資産運用をはじめたい方は、100円(税込)から積立投資できるSBI証券や楽天証券の口座を開設してみましょう。

目減りしない資産はある?

インフレで預金が目減りする不安がある方には、不動産やゴールドなどの保有がおすすめです。

現金のみを保有している際にインフレが起こり日本円の価値が暴落すると、生活に必要な最低限の物品さえ購入できなくなる危険性があります。

実物のある資産を所持していると、インフレでお金の価値が下がった際にリスクを軽減できます。

資産運用のシミュレーションはできる?

金融庁の公式サイトで、資産運用シミュレーションの利用が可能です。

長期投資をした際に「目標額に達するためには毎月いくら積み立てればよいか」「毎月積み立てれば、最終的にいくらになるか」を試算できます。

つみたてNISAやiDeCoを利用する予定の方は、一度シミュレーションしてみましょう。

資産運用の勉強方法は?

資産運用の勉強方法には、次の方法が挙げられます。

  • ・テレビやネットでニュースやコラムを見る
  • ・資産運用や投資の本を購入して勉強する
  • ・実際に少額を投資して知識を蓄える

経済、投資の情報を扱うメディアやネット上のニュースから資産運用の勉強が可能です。

自身で資産運用や投資の本を購入して、知識を得る方法もあります。

また、少額を実際に投資してみて、実践しながら勉強していく方法もおすすめです。

100円(税込)から積立をはじめられる投資信託や、実質0円で投資をはじめられるポイント投資などが該当します。

ネット証券では初心者向けのコラムや投資の最新情報を提供するメディア運営などをおこなうサービスもあるため、資産運用に興味のある方はぜひチェックしてみましょう。

まとめ

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初心者におすすめの資産運用の方法について解説しました。

本記事で紹介したおすすめの資産運用方法は次の5つです。

資産運用の方法おすすめの理由
つみたてNISA(積立NISA)最大40万円までの投資の運用益が非課税になる
iDeCo投資で資産を増やしながら、節税もできる
投資信託低コスト、低リスクで投資をはじめられる
ポイント投資資金を減らさずに投資ができる
REIT数万円から不動産投資をはじめられる

つみたてNISAやiDeCoは運用益が非課税になり、その分投資で得た利益が大きくなる初心者におすすめの方法です。

投資信託は少額から積立して資産を増やせるため、少ないリスクで資産運用をはじめたい方に向いています。

お金をかけずに資産を増やしたい場合はポイント投資、不動産に投資してみたい方はREITなども選択肢に入ります。

ただし一つの資産に集中して投資すると価値が暴落した際に損失が大きくなるため、分散投資できる投資信託や投資先を分ける工夫なども積極的におこなうとよいでしょう。

将来に向けて資産を増やしたい方は、ぜひ本記事を参考にしながら資産運用をはじめてみてください。

<参考>
楽天証券
マネックス証券
金融庁

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