SBI証券は、投資初心者から経験者まで、多くの方が利用している人気の証券会社です。
iDeCoを始めようと考えている方の中には「SBI証券のiDeCoの評判が気になる」このように悩んでいる方も多いでしょう。
たとえ人気の高い証券会社であっても、自身にあうのかどうかは別の話です。
そこでこの記事では、SBI証券のiDeCoの評判や口コミ、おすすめポイント、取り扱い商品などについてまとめました。
SBI証券でiDeCoを始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
セレクトプランとオリジナルプランの違い
SBI証券は、オリジナルプランと呼ばれるプランを提供していました。
しかし現在は受付を停止して、新プランであるセレクトプランを提供しています。
2つの大きな違いは、商品のラインナップです。
たとえば、セレクトプランは世界の株式に投資できる商品「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」や「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本」などを取り扱っていますが、オリジナルプランにはありません。
セレクトプランは、オリジナルプランよりも豊富なラインナップを提供していると把握しておきましょう。
SBI証券のiDeCoの評判・口コミをチェック!
SBI証券のiDeCoの評判や口コミを紹介します。
これからSBI証券への口座開設を予定している方は、ぜひ参考にしてください。
SBI証券のiDeCoのよい評判・口コミ
まずは、SBI証券のiDeCoのよい評判や口コミを紹介します。
以前に他の金融機関でiDeCoをやっており移管して利用しています。商品ラインナップも以前の金融機関に比べ充実しているしPCの操作方法もわかりやすくてよい。
参照元:SBI証券の評判・口コミ|iDeCo 証券会社
すぐに書類が郵送されてきて手続きできた。書類もわかりやすかった。氏名変更の手続きもスムーズにできた。
参照元:SBI証券の評判・口コミ|iDeCo 証券会社
利用者の中には、取り扱い商品数が多い、スムーズにはじめられる、などと高く評価している方が多くいます。
SBI証券は、他社と比較しても取り扱い商品数が多いです。2023年10月時点で、38本の商品を取り扱い中です。
20本台の証券会社も多くあるため、幅広い商品を提供しているとわかります。
また、手続きがスムーズな点も高評価です。難しい手続きが苦手な方も、安心して利用できるでしょう。
SBI証券のiDeCoの悪い評判・口コミ
次に、SBI証券のiDeCoの悪い評判や口コミを紹介します。
もう少し初心者でも理解できるような仕組みにしたり、商品の特色を詳しく説明するなりの工夫があれば利用者が増えそう。
参照元:SBI証券の評判・口コミ|iDeCo 証券会社
SBI証券の通常の口座とiDeCo専用口座で二つ持たなければいけない点。通常口座は開設済みなので、まとまればもうちょっと手間を減らせるのでは。
利用者の中には、商品の説明を詳しくしてほしい、通常の口座とは別にiDeCoの口座を開設する必要がある、などの低評価が見られました。
SBI証券では多くの商品を取り扱っているものの、商品の説明が簡素であり、知識がない方の中には選びにくさを感じる方もいるでしょう。
また、すでにSBI証券の通常の口座を開設している方も、iDeCoの口座を開設する必要があるため、手間に感じます。
利用を検討している方は、低く評価されているポイントを許容できるのかを考えてみましょう。
SBI証券のiDeCoのおすすめポイント
SBI証券のiDeCoには、次のようなおすすめポイントがあります。
- ・加入者数No1の安心感
- ・運用管理手数料と口座開設手数料が無料
- ・土日でも新規申し込みの問い合わせが電話でできる
一つずつ解説します。
加入者数No1の安心感
SBI証券のiDeCoは、加入者No.1(※1)の安心感があります。
ユーザー数の多い証券会社だとわかると、安心してはじめられる方も多いでしょう。
人気の理由は、豊富な商品数や手数料の安さなどにあります。
また、サポート面も非常に充実しており、土日もオペレーターによる相談を受け付けているため、不安を解消しつつiDeCoを利用できます。
多くの方が利用している実績のある証券会社を選びたい方は、SBI証券を検討してみましょう。
運用管理手数料と口座開設手数料が無料
SBI証券は、運用管理手数料と口座開設手数料が無料です。
運用管理手数料とは、信託報酬とも呼ばれており、投資の運用を会社に任せる際に支払う手数料です。
iDeCoは60歳まで途中解約できない仕組みであり、長期投資が前提のため、できるだけ手数料が安い証券会社を選ぶと、受け取れる利益を最大化できます。
できるだけ多くの利益を得たい方には、運用管理手数料と口座開設手数料が無料のSBI証券がおすすめです。
土日でも新規申し込みの問い合わせが電話でできる
SBI証券は、土日でも電話で新規申し込みの問い合わせができます。
業者に委託せず、SBI証券が自社で運営しているサポートサービスのため、質の高さも保証されており安心です。
他の証券会社の中には、土日に問い合わせを受け付けていない会社も多く、スムーズに申し込めない場合があります。
自身のタイミングで申し込みたい方は、土日も対応しているSBI証券を検討してみてください。
SBI証券のiDeCoをマネックス証券や楽天証券と比較!
ここでは、人気の証券会社であるマネックス証券や楽天証券と特徴を比較します。
どの証券会社を利用しようか迷っている方は、確認してみましょう。
SBI証券 | マネックス証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|---|
加入時、移換時手数料 | 2,829円 | 2,829円 | 2,829円 |
口座管理手数料 | 最大171円 | 最大171円 | 最大171円 |
給付事務手数料 | 440円 | 440円 | 440円 |
還付手数料 | 1,488円 | 1,488円 | 1,488円 |
移換、運営管理機関変更時手数料 | 4,400円 | 4,400円 | 4,400円 |
商品数 | 38本 | 27本 | 32本 |
サポート対応時間 | 8:00〜17:00(土日は9:00〜17:00) | 平日の8:00〜17:00 | 平日の8:30〜16:00 |
※料金は税込表記です。
各種手数料は、SBI証券、マネックス証券、楽天証券のすべての証券会社で同様です。
そのため、運用コストではなく、商品数で選ぶとよいでしょう。
最も商品数が多いのはSBI証券であり、最も少ないマネックス証券と比較して11本も多いです。
投資したい商品が決まっている方は、商品数が少なくても取り扱いがある証券会社を選べば問題ありません。
しかし、投資したい商品が決まっていない方は、できるだけ多くの商品を取り扱っており、選択肢が豊富な証券会社を選ぶようにしましょう。
[nlink url=”https://ieagent.jp/okane-plus/monex-ideco/”]
運用する商品の選び方
iDeCoで運用する商品を選ぶ際のポイントは、次のとおりです。
- ・元本を確保したいか
- ・リスクをどこまで許容できるか
- ・運用コストをどれくらいかけられるか
一つずつ解説します
元本を確保したいか
iDeCoは、元本を確保したいのかによって、選ぶべき商品が決まります。
iDeCoで運用できる商品には、大きく分けて元本確保型と元本変動型があります。
元本確保型は、満期の際に元本と利益を受け取れる安全な商品で、元本変動型は運用の結果によって元本が変動する仕組みの商品です。
たとえば、元本確保型の商品は定期預金や保険、元本変動型は株式や債券などの投資信託が該当します。
元本を確保しつつ利益を得たい方には元本確保型、大きな利益を求める場合は、元本変動型がおすすめです。
リスクをどこまで許容できるか
元本を確保せずに運用する場合は、どれほどのリスクを許容できるのかも重要です。
iDeCoで選べる元本変動型の商品の数は非常に多く、それぞれリスクの大きさが異なります。
もちろん、リスクが高いほど得られる利益も大きくなるため、自身がどれほどのリスクを許容して、どれほどの利益を狙うのかを決める必要があります。
たとえば、国内債券は元本変動型の商品の中でも低リスク低リターンですが、新興国株式はハイリスクハイリターンです。
自身が許容できるリスクと、狙う利益の大きさを加味して、最適な商品に投資しましょう。
運用コストをどれくらいかけられるか
iDeCoは、どれほどの運用コストをかけられるのかによって、選ぶべき商品が決まります。
運用コストとは、運用する際に発生する手数料であり、商品によって大きく異なります。
運用コストの差は、数値で見ると大きな差はありません。
しかし、実際に手数料として比較すると高額になるため、事前に許容範囲を決めておく必要があります。
たとえば、年間の運用コストが0.5%かかる商品と、1.5%かかる商品がある場合、数値の差は1%です。
しかし、100万円運用した場合の年間の手数料を比較すると、1万円も差が出るとわかります。
iDeCoで運用する商品を決める際は、どれほどの運用コストを許容できるのかによって、投資する商品がある程度決まると覚えておきましょう。
SBI証券のiDeCoのおすすめ商品を紹介!
ここでは、SBI証券で取り扱っているiDeCoのおすすめ商品を紹介します。
自身が運用しやすく、利益が狙えそうな商品を選んでみてください。
また、紹介する商品はすべてインデックスファンドであり、アクティブファンドはありません。
おすすめの商品は次の3つです。
- ・三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- ・三菱UFJ-eMAXIS Slim 国内債券インデックス
- ・三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
それぞれの特徴を解説します。
三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は、日本以外の先進国と新興国の株式に投資できる投資信託です。
対象の国の一例は、次のとおりです。
- ・アメリカ
- ・イギリス
- ・カナダ
- ・中国
- ・インド
先進国はもちろん、成長している国の株にも分散投資したい方におすすめです。
また、業界最低水準の運用コストを目指している投資信託のため、長期投資が前提であるiDeCoに最適です。
実際に、信託報酬率の目安は0.1〜0.3%ほどですが、三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は、0.05775%以内で投資できます。
日本を除く全世界の株式に投資したい方は、三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)を選んでみてください。
三菱UFJ-eMAXIS Slim 国内債券インデックス
三菱UFJ-eMAXIS Slim 国内債券インデックスは、国内の債券が対象の投資信託です。
NOMURA-BPI総合と連動する投資成果を目標に運用します。
実際に国内債券を実際に運用する場合、高額な初期費用が必要ですが、投資信託であれば少額から投資できるため、債券への投資を検討している方におすすめです。
また、債券は大きなリターンが望めない反面、株よりもリスクを抑えて投資できます。発行元が破綻しない限り損害を被る心配がありません。
できるだけリスクを抑え、コツコツと投資したい方は、eMAXIS Slim 国内債券インデックスを検討しましょう。
三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、アメリカの500の企業に投資できる投資信託です。
アメリカの企業の中でも、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している代表的な企業の時価総額をもとに算出される株価指数のS&P500に投資できます。
アクティブファンドとは異なり、アメリカの500の企業に投資できるため、一部の商品の価値が下がっても他の商品でカバーできます。
対象の企業の一例は、次のとおりです。
- ・Apple
- ・Microsoft
- ・Amazon
上記のとおり、一度は名前を聞いたことがある大企業にも分散投資できます。
成長を続ける米国株式市場に投資したい方は、三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を選んでみてください。
SBI証券でiDeCoをはじめるときの流れ
SBI証券でiDeCoをはじめる際の流れは、WEBから申し込むのか、書類で申し込むのかによって大きく異なります。
それぞれの流れを紹介するため、自身に最適なはじめ方を参考にしてみてください。
WEB申し込みの流れ
WEB申し込みの流れは、次のとおりです。
- SBI証券の公式サイトから加入診断をする
- 必要書類をアップロードする
- 申し込みフォームの入力
- IDとパスワードを郵送で受け取る
- 運用をはじめる
順番に解説します。
1:SBI証券の公式サイトから加入診断をする
SBI証券でiDeCoをはじめる際は、公式サイトから加入診断をする必要があります。
簡単な質問に回答するのみで、iDeCoの加入対象なのかを確認できます。
2:必要書類をアップロードする
診断が完了したら、必要書類をアップロードしましょう。
必要書類の種類は、次のとおりです。
- ・本人確認書類
- ・掛金の引き落とし口座
- ・基礎年金番号
- ・勤め先で発行できる証明書
必要書類として提出できる書類は、運転免許証や各種健康保険証、個人番号カード(マイナンバーカード)などです。
3:申し込みフォームの入力
必要書類をアップロードしたら、申し込みフォームを入力しましょう。
間違った情報を入力すると、申し込めない場合があるため、確認してから申請してください。
4:IDとパスワードを郵送で受け取る
申し込みが完了すると、IDやパスワードが郵送されます。
発送のタイミングは、申し込みのタイミングによって、次のように異なります。
- ・19日までの申し込み:翌月の中旬に発送
- ・20日~月末営業日までの申し込み:翌々月の中旬に発送
翌月の中旬か翌々月の中旬に届くため、必ず受け取りましょう。
5:運用をはじめる
IDとパスワードが届いたら、運用をはじめられます。
不安な方は少額からでも問題ないため、自身にあった商品を選び、投資をはじめましょう。
書類申し込みの流れ
書類での申し込みの流れは、次のとおりです。
- SBI証券の公式サイトにアクセスする
- 必要事項を入力して申し込み書を請求する
- 申し込み書の必要事項を記入して返送する
- SBI証券からの書類を受け取る
- 運用を開始する
順番に解説します。
1:SBI証券の公式サイトにアクセスする
まずは、SBI証券の公式サイトにアクセスします。
「お申し込み」のボタンを選択し、資料請求フォームへ進みましょう。
2:必要事項を入力して申し込み書を請求する
フォームにアクセスしたら、必要事項を入力して、申し込み書を請求してください。
必要事項の項目は、名前や住所、電話番号などです。住所を間違えると届かないため、正確に入力しましょう。
3:申し込み書の必要事項を記入して返送する
申し込み書が届いたら、必要事項を記入して同封されている返信用封筒で返送しましょう。
SBI証券に書類が届いたら、登録したメールアドレスにメールが届きます。
4:SBI証券からの書類を受け取る
申し込み書を返送すると、IDとパスワードが届きます。
IDとパスワードが発送されるタイミングは、次のとおり、どのタイミングでSBI証券に返送した書類が届いたのかによって異なります。
- ・1~5日までにSBI証券に届いた場合:翌月中旬に発送
- ・6日~月末にSBI証券に届いた場合:翌々月中旬に発送
できるだけ早く受け取りたい方は、1〜5日までに届くように返送しましょう。
5:運用を開始する
IDとパスワードを受け取ったら、運用を開始しましょう。
投資できる商品は多くあるため、自身に最適なものを選んでみてください。
まとめ
今回は、SBI証券のiDeCoの評判や口コミ、おすすめポイント、SBI証券でiDeCoをはじめる流れなどについて解説しました。
商品の数も豊富で、現時点で38本の商品が提供されており、投資したい商品を見つけられる可能性が高いです。
利用者の口コミでも、商品の豊富さが高く評価されています。
多数の銘柄から自身に最適な商品を選びたい方は、SBI証券でiDeCoをはじめましょう。
<参考リンク>
SBI証券公式サイト